黒線
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/22 09:56 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動黒線(こくせん、Linea nigra)は、一般に腹に出現する色素沈着である[1]。英語圏での Linea nigra はラテン語で黒い線を意味し、よく英語圏で pregnancy line (日本語の妊娠線は他を指す)とも呼ばれる。茶色い線の幅は約1センチ。恥骨からへそまでの正中部に縦に現れるが、腹の上部まで到達することもある。[2]
妊婦では、黒線は胎盤が産生するメラニン細胞刺激ホルモンが増加することに関連しており[3]、これは肝斑や黒い乳首の原因ともなる。色白の女性では、暗く色素沈着している女性よりもこの現象が起こりにくい。[4] 黒線は通常、分娩から数か月で消える。
妊娠以外でほとんど議論されていないが、男女ともに全年齢に生じている可能性がある。思春期のホルモン変化に伴って11-15歳に最も多い。
ギャラリー
関連項目
- en:Chadwick's sign 妊娠の初期兆候
出典
- ^ Okeke, Linus Ikechukwu; George, Adekunle Olufemi; Ogunbiyi, Adebola Olufunmilayo; Wachtel, Mitchelle (November 2012). “Prevalence of linea nigra in patients with benign prostatic hyperplasia and prostate carcinoma” (英語). International Journal of Dermatology 51: 41–43. doi:10.1111/j.1365-4632.2012.05564.x. ISSN 0011-9059. PMID 23210957.
- ^ She Knows Network: "What's that line? All about linea nigra" Archived 2008-02-20 at the Wayback Machine.
- ^ Heffner, Linda (2010). The Reproductive System at a Glance. Wiley-Blackwell. pp. 51. ISBN 978-1-4051-9452-5.
- ^ “Linea nigra and pregnancy”. Pregmed (2014年11月15日). 2015年2月22日閲覧。
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