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LONGSとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > 短編小説作品名 > LONGSの意味・解説 

LONGS

作者高橋周平

収載図書彼女と生きる写真
出版社大栄出版
刊行年月1995.12
シリーズ名STORY & GUIDE ART


LONGS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 23:46 UTC 版)

LONGS (ロングス、長信銀・商中キャッシュサービス)は、SBI新生銀行あおぞら銀行商工組合中央金庫によるキャッシュサービスネットワークである。

概要

1984年3月から郵政省郵便貯金全国オンラインシステムネットワークを稼働し、全国の郵便局に設置された2万台のCD・ATMから現金を引き出せるサービスを開始した。これは民間金融機関にとっては看過し得ない問題となった。このため、各業態間で郵貯ネットワークに対抗できるネットワークについて、検討・協議が重ねられた[1]

協議の結果、地方銀行全国カードサービス(ACS)と都市銀行都銀キャッシュサービス(BANCS)の提携が、まず実施されることとなり、1990年2月5日から地銀と都銀の業態間のオンライン提携である全国キャッシュサービス(MICS)が稼動した。この地銀と都銀の提携を機に、MICSを介した業態間のオンライン提携が進められ[2]、同年5月には第二地方銀行信託銀行、同年7月から信用金庫信用組合農業協同組合労働金庫の各業態が提携した[3]

この提携に取り残された長期信用銀行日本興業銀行日本長期信用銀行日本債券信用銀行の3行と商工中金は、店舗数が少ないため、オンライン提携の実施に関して、都銀の一部から「利点が少ない」との声が出ていた。しかし、郵便貯金のオンライン網に対抗することなどを考慮し、1992年11月に長信銀側の提携要望を受け入れる事になった。また当時、長信銀と商工中金はオンラインを開放していなかったため[3]、共同システムを構築することになった。

1994年4月、長信銀と商工中金はオンライン提携であるLONGSを稼働し[1]、同年11月21日、MICSを介しBANCSと提携した[4]。またLONGS事務局の運営事務は東京銀行協会(現:全国銀行協会)が受託した[5]

LONGSは、MICSを介しBANCSおよび信託銀行オンラインキャッシュサービス(SOCS)とオンライン提携を行なうが、他の業態とは提携していない(個別のケースは除く)。

近年の動静

金融再編等によって、LONGSを構成する金融機関は、変化が相次ぎ、日本興業銀行2002年みずほ銀行みずほコーポレート銀行に合併・分割した際に離脱した。また経営破綻を経て国有化された長銀および日債銀は、2004年に新生銀行、2006年にあおぞら銀行とそれぞれ普通銀行に転換したが、いずれもLONGSには残留した。このほか商工中金は特殊会社たる株式会社商工組合中央金庫に改組され、完全民営化が検討されたが、2008年に始まった世界的な金融危機への対応や、その後の東日本大震災の発生を受け、完全民営化の時期が見直されている。

2015年初頭までに、新生銀行は自行ATMのすべてをセブン銀行ATMに切り替えた。

2007年9月、新生銀行が三浦藤沢信用金庫(後のかながわ信用金庫)との直接による相互接続を行った。しかし、前述の通り、新生銀行が自行ATMをすべてセブン銀行に入れ替えるなど、環境の変化が生じたため、かながわ信金側への事実上の片方向接続状態を経て、2015年12月31日を以て接続は解除となった。

2018年8月27日から、あおぞら銀行は自行のATMをゆうちょ銀行のATMに転換する旨を発表し、同年内に置き替えを完了させた。

このため自前のATMの設置は商工中金のみとなり、SBI新生銀行とあおぞら銀行は事実上ネットワークへの接続のみの状態となっている。

2024年4月から9月にかけて、商工組合中央金庫の店舗内ATMの一部をセブン銀行に順次置換を実施(置換されない拠点のATMは順次撤去)される予定となっており、この転換ないしは撤去が完了した時点で、都市銀行ATMへの片方向乗り入れとなる予定。

脚注

  1. ^ a b 『銀行協会五十年史』p.794
  2. ^ 『銀行協会五十年史』p.795
  3. ^ a b 「主要金融機関のオンライン大合同へ 長信銀と商工中金が都銀と提携」『読売新聞』1992年11月19日
  4. ^ 「都銀 長信銀 商工中金 21日からオンライン提携」『日本経済新聞』1994年11月18日
  5. ^ 『銀行協会五十年史』p.798

参考文献

  • 全国銀行協会連合会、東京銀行協会編『銀行協会五十年史』全国銀行協会連合会、1997年。

長いs

(LONGS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 06:23 UTC 版)

本来の表記は「ſ」です。この記事に付けられたページ名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。
ſ ſ ſ ſ


ſ は、ラテン文字のひとつであり、アルファベットの19番目の文字 S小文字の別の形である。19世紀以降一般的になった字形 (s) との区別のために、"ſ" は長いsドイツ語: langes s英語: long s)、語中のs英語: medial s)などと呼ばれる。それに対して "s" は短いs(short s)、丸いs(round s)、語末のs(terminal s)などと呼ばれる。長いsには小文字のみが存在し、大文字は短いsと等しく "S" である。

18世紀後半から19世紀前半頃に使用されなくなり、「短いs」(s) に統一されたが、数学の積分記号などにその名残を確認することができる。

字形

権利章典の一部。語末の2文字はいずれもエスであり(Congreſs = Congress)、字形がよく比較できる。
Sのジュッターリーン体。真ん中は長いs

かつてはエスの字形としてごく一般的に用いられていたものであり、語頭・語中において用いられた。原則として、語末・ アポストロフィーの前・fの前後・b, kの前においてのみ短いsを用いた。英語を例に取ると、短いsのみで表すと sinfulness と表記される単語は ſinfulneſs との表記になる。さらにドイツ語では、語中であってもそれが複合語の語根の末尾である場合には語末のsを用いるなど、使い分けはさらに複雑になる。こういった語中・語末での字形の使い分けはギリシア文字のシグマに似る(語中形: σ, 語末形: ς )。

字形は小文字のエフ "f" とよく似ており、それに加えてフラクトゥールの影響を強く残す書体では、縦線中央左側に小さな突き出しがあるため一層混同しやすい。右にまで横線が突き抜けている場合はエフ "f" であり、横線が左側のみにとどまる場合、あるいは横線が存在しない場合は長いエス "ſ" である。

歴史

古代ローマ筆記体のs(下)

起源は古代ローマの筆記体にあり、当初は大きく右に傾いた形だった。その後カロリング小文字体が成立した8世紀末頃には字形は垂直に立つようになった[1]

ローマン体イタリック体では、18世紀後半から19世紀前半にかけて各地で徐々に使われなくなっていった。専ら短いsを用いる正書法への変遷は、スペインでは1760年から1766年頃、フランスでは1782年から1793年頃、イギリスアメリカ合衆国では1795年から1810年頃にかけて発生した。この様子は『ブリタニカ百科事典』の第5版と第6版を比較すると如実に見ることができる。次節「用例」の画像を参照のこと。比較したページでは、文面は変わっていないが "ſ" が全て "s" に置き換えられており、この頃に短いsに全面的に移行したことをわかりやすく示している。

フラクトゥール(ドイツ文字)ではこの変遷は起きなかった。現在でもイエーガーマイスターのボトルラベルなどで日常的に目にすることができる。

用例

派生記号

ドイツ語で使われる合字 "ß"(エスツェット、通称鋭いs)の起源となった。

1675年、ゴットフリート・ライプニッツは、ラテン語総和を意味する ſumma の頭文字から積分記号 ウィキメディア・コモンズには、長いsに関連するメディアがあります。

  1. ^ Lyn Davies (2006), A is for Ox, Folio Society 
  2. ^ John Stillwell (1989), Mathematics and its History, Springer, p. 110 
  3. ^ Francis George Fowler (1917), The Concise Oxford Dictionary of Current English, Clarendon Press, p. 829 

「Long s」の例文・使い方・用例・文例

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