Google+ハングアウト
別名:ハングアウト,Google+ビデオチャットルーム,Google+Hangouts,Hangouts
【英】Google Hangouts
Google+ハングアウトとは、Googleのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)である「Google+プロジェクト」におけるチャット機能、ビデオチャット機能の名称である。
Google+ハングアウトは、基本的にGoogle+におけるグループの単位である「サークル」(Circles)を単位として利用できる。サークル内の複数のメンバー(最大10人)と同時にビデオチャット行うことが可能となっている。自分がチャットできる状態かどうかをあらかじめサークル内の仲間に通知する機能があるため、相手を呼び出す必要がある一般的なビデオチャットに比べて気軽に利用できるようになっている。
Google+ハングアウトは、2011年にGoogle+プロジェクトの主要機能の一つとして登場した。当初、日本語版サービスでは「ビデオチャットルーム」と呼ばれたが、後に「Google+ハングアウト」の呼称で定着した。ちなみに、英語の「hangout」には「行きつけの場所」や、「決まった場所で(決まった人と)時間を過ごす」といった意味がある。
2012年半ばには「ハングアウトオンエア」機能が追加された。ハングアウトオンエアを利用することで、ハングアウトの内容を生放送映像として公開・配信することが可能になる。映像はGoogle+、YouTube、その他Webサイトなどを通じて配信し、YouTubeなどに映像を残すことができる。
Goolgeは2005年からインスタントメッセンジャー「Googleトーク」を提供しているが、GoogleトークはGoogle+ハングアウトに置き換えられつつある。2013年5月にはGoogle Playで提供していたメッセンジャー系アプリの「Googleトーク」がモバイル版Google+ハングアウトに置き換えられている。
参照リンク
Google+ハングアウト -
Google+ プロジェクト:現実世界の人間関係をウェブで
Google: | Googleマップナビ Google Health Google+プロジェクト Google+ハングアウト Googleローカルショッピング Google Flight Search Google Cloud Storage |
Google ハングアウト
開発元 | |
---|---|
初版 | 2013年5月15日 |
対応OS | |
サポート状況 | 終了 |
種別 | コミュニケーションソフトウェア |
ライセンス | フリーウェア |
公式サイト |
hangouts |
Google ハングアウト(グーグル ハングアウト、英: Google Hangouts)[注 1]は、Googleが提供していた統合メッセージングサービスである。
パーソナルコンピュータ (PC) 用にはGoogle Chromeの拡張機能、モバイル向けにAndroid、iOSのソフトウェアが提供されていた。
概要
文字によるチャット機能や最大150人まで参加可能な「グループハングアウト」(グループチャット)、音声によるインターネット電話機能を備える。またビデオ電話機能が搭載されており、ビデオ電話機能による「ビデオハングアウト」では同時に最大10人までの会話ができた。
2017年4月まではSMSやMMSのメッセージアプリとしても利用ができた[1]。リリース当初の問題としてauの大半の端末及びソフトバンクモバイルの一部[注 2]端末などで、元からのSMS(auのCメールを含む)や一部メールアプリが競合してしまい、どちらのアプリでも自動受信ができない不具合が発生することが明らかになった。auはこの問題に対しハングアウトでの自動受信を停止することを推奨していた[2]。なお、NTTドコモの端末では、いずれのものでも当該現象は起きていないことが明らかになった。
Google Chat・Meetへの移行
Googleは米国時間2020年10月15日にハングアウトをGoogle Chatに移行する計画を発表した。当時Google Workspaceユーザーのみにだけ解禁されていたGoogle Chatを無料ユーザーにも開放し最終的には廃止することになることがわかった。また、音声通話やビデオ通話機能は同じく当時GoogleWorkspaceユーザーのみに解禁されていたGoogleMeetに移行することになることも同日わかった[3]。
2021年8月に移行作業が開始されたが、オプトアウトしない限りGoogle Chatに自動的に移行されることはなかった[4]。
歴史
2013年5月15日にGoogle トークの後継として公開された。これをもってGoogle トークはサービス終了した。「ハングアウト」はGoogle+の一機能だったが「Google I/O 2013」で再定義され総称となった[5][6]。
2020年4月、ビデオ会議機能を「Google Meet」、チャット機能を「Google Chat」としてそれぞれ分離。残されたテキストメッセージ機能については、2020年後半を目処にGoogle Chatに統合し、ハングアウトは廃止される予定であった。[7]。
2021年8月、1年遅れでGoogleChatへの移行が始まった。8月時点ではオプトアウト(自主的に)しない限りハングアウトを使用することができる。が、2021年末にサービス終了が予告されている[4]。
脚注
注釈
- ^ Google トークの後継
- ^ シャープ製のほとんどと富士通モバイルの端末のうち、201Fおよび202Fのような、オペレータ提供アプリ(「SoftBankメール」アプリ)ではなく、端末メーカ独自のアプリにより、いわゆるキャリアメールの送受信を行う端末が該当。ウィルコムの端末でも該当例があるとされるが、EM01Fを含むイー・アクセスではなぜか該当例が報告されていない。
出典
- ^ “Android版「ハングアウト」からSMS/MMS機能が削除、サポートが終了 | juggly.cn”. 2024年2月5日閲覧。
- ^ “auのEメール自動受信、Google「ハングアウト」のSMS機能と競合”. ケータイWatch. (2013年11月21日)
- ^ “「ハングアウト」から「Google Chat」への移行、2021年に開始へ”. CNET Japan (2020年10月16日). 2022年1月31日閲覧。
- ^ a b S-MAX. “ハングアウトが「Google Chat」に移行!まずはオプトアウトしない限り8月16日から。2021年後半にはAndroidやiPhoneなどアプリは利用不可に - S-MAX”. s-max.jp. 2022年1月18日閲覧。
- ^ “Google、ハングアウトのSMS対応やGoogle+の新写真編集機能を発表”. ITmedia NEWS. (2013年10月30日)
- ^ “ハングアウトでSMS送受信”. ケータイWatch. (2013年11月21日)
- ^ Google、企業向け「G Suite」の「Hangouts Meet/Chat」を「Google Meet/Chat」に改称 - ITmedia・2020年4月10日
関連項目
- Hangoutsのページへのリンク