7700系 モハ7700形(7701・7702・7703)クハ7900形(7901・7902・7903)
7700系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 10:40 UTC 版)
「北陸鉄道8000系電車」の記事における「7700系」の解説
もとは京王3000系第11編成の両端クハで、車体外観は8900番台とほぼ同一である。また、分散型冷房装置を搭載する車両であること、電動車化に際しては連結面寄りの冷房装置を1基撤去し、空いたスペースにパンタグラフを新設したこと、ワンマン運転関連の機器を新規搭載したこと等も8000系と同様であった。 石川線の架線電圧は600Vであることから、主要機器をそのまま移設搭載した8000系とは異なり、電装品はそのほとんどが換装され、7000系と同様1M1T編成化された。制御器はCS20A型、主電動機は日立製作所製HS836Frb(MT54)型、台車はモハ7700形が住友金属工業製FS342型、クハ7710形はDT21T型といずれも西武鉄道および東日本旅客鉄道(JR東日本)からの廃車発生品で揃えられ、7000系との仕様の統一が図られた。ただし補助電源は静止形インバータが新製され、クハ7710形に搭載されている。また、新設されたパンタグラフ台座は通常形状のものとされ、8000系のような背高形状にはなっていない。 車体関連では8000系8903編成と同様に正面窓下通風口が廃止されたことに加え、8000系では前照灯周りがクリーム色に塗りわけられていたが、本系列ではオレンジ一色とされたこと、正面排雪器が7000系と同一形状のものとされたことが主な相違点である。その他、種車の製造年次の相違から、客用扉窓の支持方法が8900番台のHゴムタイプに対し、本系列では押さえ金タイプとなっている。なお、半自動扉扱い用車外スイッチは本系列では各車の運転室直後の扉に設置されている。 本系列は2007年(平成19年)2月より営業運転を開始し、7000系と共通運用で使用されている。 2019年(平成31年)2月6日より、シングルアームパンタグラフに更新されている。 シングルアームパンタグラフ 7701のFS342台車 7711のDT21T台車
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