Ni12【Ni12】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9799号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni12 よみ:Ni12 | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 勝田義満、杉本明、氏原邦博、岡三徳、園田忠弘、最上邦章、前田秀樹、水本文洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「NiF3」を含む多数の品種を多交配して育成された固定品種であり、登熟性はかなり早、蔗茎の形態は円筒型で糖分が高い製糖原料向きの品種である。発芽性は良、萌芽性はかなり不良、萌芽の遅速性は速、分げつ性はやや弱である。草型は水平葉、葉色は中、葉身長はやや短、葉幅は中、葉身のアントシアンは極淡紫、葉鞘の長さは短、葉耳の形態は葉耳欠失直下降型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型、基本色は黄緑、ずい孔率は小、亀裂率は無、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度はかなり硬である。芽子の形態は1型2型、芽孔位置は上部、芽子の大きさはやや大、芽翼は中、根基の条数は二条である。地域適応性は北、収量構成型は中間型、収量性及び原料茎長は中、茎径はやや細、登熟性はかなり早、糖分は高、出穂性は少、出穂の早晩性はやや早、原料茎の直立性は直立、脱葉性は難である。梢頭部折損性は中、耐旱性は強、葉焼病抵抗性はやや強、黒穂病抵抗性は中である。「NCo310」及び「NiF8]と比較して、草型が水平葉であること、芽子の形態が1型2型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和60年に熱帯農業研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、沖縄県石垣市)において、「NiF3」の自然受粉種子を採種し、61年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、鹿児島県西之表市)において実生を養成し、62年に個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、平成4年より生産力検定試験、系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「KY87-110」であった。 |
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