ポニー
ポニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/16 09:05 UTC 版)
ポニー(pony)とは、肩までの高さが147cm以下の馬の総称。特定の品種を指すわけではなく、馬のタイプの一つであり、犬程度の大きさしかないファラベラから、日本在来の駄馬の類いや、比較的大きいコネマラポニーなどが含まれる。(ただしアラブ種のように高さ的にはポニーに相当する個体がしばしば見られるにもかかわらずポニーではなく一貫して馬と呼ばれる場合もある[1]。)
代表的なポニーにはウェルシュマウンテンポニー、シェトランドポニー、ハクニーポニーがある。いずれも頭がよく温厚であり耐久力に優れているのが特徴である。
人を乗せた状態(平服時)で100メートルを走らせた場合でも、時速40km/hは出せる[2]。
代表的なポニー
- シェトランドポニー
- イギリス原産、平均体高は100cm程度。主に乗馬や引き馬として使われる。
- ウェルシュマウンテンポニー
- イギリス原産、平均体高は120cm弱。主に乗馬、ショー用として使われる。
- ハクニーポニー
- イギリス原産、体高は130cm半ば。馬車用としても使われる。
- ハフリンガー
- オーストリア原産、平均体高は130cm強。主に乗馬や引き馬として使われる。
- ゴトランド
- スウェーデン・ゴトランド島原産。体高は120-122cm。乗馬。
- コネマラ
- アイルランド・コナハト地方原産。体高は130-140cm。四肢は短く骨太。乗馬、輓用、農耕用。
- ファラベラ
- アルゼンチン原産、シェトランドポニーを改良したもの。体高70cm程度であり、成馬で40cmの個体も存在する。あまりに小さいため乗馬には使えず、ペット、盲導馬。
- ミニチュアホース
- アメリカ原産、原種はファラベラ、体高は80cm程度。用途はペット、盲導馬。
- モウコノウマ(蒙古馬)
- モンゴル(蒙古)原産、体高は130cm内外。軍馬、遊牧用。シマウマ以外で野生群が残る唯一の馬種。
- 木曽馬
- 日本原産、体高は130cm強。元は運搬用、農業用の駄馬とされていたが現在は乗馬に使われる。
- 済州馬(チョランマル)
- 韓国・済州島の在来馬で、ルーツは果下馬と蒙古馬の混血。チョランマルのマルはモンゴル語で馬の意。元朝クビライ・カアンの時代に、高麗を侵略し、済州島で戦闘馬を育てたのが始まりで、土着の馬と交配しながらチョランマルになった。済州島では在来馬による競馬が実施されている。
ピットポニー
産業革命期のイギリスやオーストラリアでは、何千頭ものポニーが炭鉱の地下深くで働いていた[3]。炭鉱が大規模化し、児童労働・女性労働が社会問題になるにつれ、置き換わるようにポニーの数は増えていった。炭鉱で働くポニーはピットポニーと呼ばれ、多くはシェトランドポニーの騸馬もしくは雄馬であり、肩高120センチ程度で暗闇に適応し、1日8時間程度の労働に従事した。20年近く働いたピットポニーもいたが、多くのピットポニーは短命であり、中には地下で産まれ、一生太陽光を浴びることなく死ぬピットポニーもいた[3]。
19世紀になって、動物福祉運動の高まりとともに、ピットポニーの扱いに社会の関心が向くようになった[3]。1887年の炭鉱規制法から、ゆっくりとだがピットポニーの保護が進み始め、1911年にピットポニーの管理規定が立法化された。1913年のイギリスでは約7万頭のピットポニーが地下に存在していたが、徐々に機械に置き換わりその数を減らしていった。最後のピットポニーが引退したのは1999年のことだった。
脚注
関連項目
- ハーモニィセンター ポニー牧場を運営する青少年教育団体。
- ポニーガール
- ポニーテール
- 国鉄C56形蒸気機関車
- ジョッキーベイビーズ
外部リンク
- ニコニコ動画 高校で飼育のポニーに赤ちゃん生まれる(佐賀新聞社提供)
ポニー(1975年-1985年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 09:53 UTC 版)
「ヒュンダイ・ポニー」の記事における「ポニー(1975年-1985年)」の解説
1974年10月、トリノモーターショー(イタリア)にてセダンとクーペを発表。 市販に移されたのはセダンのみで、クーペはショーモデルにとどまった。1975年12月に蔚山工場が竣工、生産を開始し、1976年2月に最初の出荷がされた。 当初は、1.2 Lエンジンの4ドアセダン1種でスタートした。ファストバックスタイルだが、トランクルームが独立したセダンである。その後、1977年に1.4 Lエンジンを加えたほか、ボディスタイルではピックアップトラック(1976年5月)、5ドアステーションワゴン(1977年4月)、3ドアハッチバッククーペ(1980年3月)が追加されている。 発売された最初の1年間に10,726台を売り、国内乗用車市場の43.5 %を占めて一番人気の車となる。以降も後継のポニー2が販売される1981年まで40%以上を占め続けた。1976年7月には韓国国産乗用車として初めてエクアドルに5台が輸出されている。 1982年、フェイスリフト版のポニー2が登場したが、既存のポニーも並行して継続生産された。 1985年12月、生産終了。293,936台(内需226,549台、輸出67,387台)が生産された。 セダン リア 3ドアハッチバッククーペ ワゴン ピックアップ
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ポニー
「ポニー」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はかわいいので「ポニー」と呼ばれている
- 彼女は髪を後ろに引いてポニーテールにした
- ポニーは小さいので子供でも簡単に乗れる
- 頑張って、ポニーテール結ってみたよ。
- 明日ポニーテールにします。今の髪型ではスプレーを使ってセットしないと落ちてきます
- ポニーテールが翻って思わず見とれる仕草だ。
- 髪をリボンで縛ってポニーテールにした。
- ポロ用のポニー.
- アンリエットは、よろめきむき出しのままポニーの上で揺らめき、銃を掲げて押し寄せているアパッチ戦士の姿を見た
- 長い毛がぼさぼさのたてがみと尾を持つ非常に小型のポニー
- ウェールズ原産の小型ポニーの品種
- 淡黄褐色の鼻を持つずんぐりむっくりのポニー種
- ブチかまだらの馬またはポニー
- モンゴルのポニー
- ポニーの尻尾のように頭の後ろで髪が垂れ下がるように髪を後ろに引き寄せる髪型
- ポニーテールという髪をうしろで高く束ねた髮型
- 群馬県のポニーのマスコット「ぐんまちゃん」が今年のグランプリ受賞者に選ばれた。
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