[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

ノーズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 器官 > > ノーズの意味・解説 

ノーズ【nose】

読み方:のーず

鼻。「—シャドー

鼻に似た形状のもの。乗り物道具類先端部分。「—の長いスポーツカー


ノーズ

英語 nose

車体前方全体を指す。長いものはロングノーズ、短いものはショートノーズという。フロントエンジン場合ロングノーズ力強さ表現する手段となる。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ノーズ

進行方向側のボード先端のこと。

ノーズ

読み方:のーず
【英】:Nose

サーフボード先端部分をさす。末端部はテールという。

(ノーズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 02:56 UTC 版)

英語 Nose
器官 感覚器
神経 嗅覚神経
テンプレートを表示
ゾウの鼻は把握性(prehensility)を有する
マレーバクの鼻

(はな)は、動物器官のひとつで、嗅覚をつかさどる感覚器、そして呼吸をするための呼吸器である。飲食物はじめにおいを嗅ぐ点で、の補助的役割も務める。

構造と機能

鼻は脊椎動物に見られる構造で、鼻孔を囲む部分である。鼻孔は魚類以上の脊椎動物にすべて存在するが、その部分が鼻としてまとまっているのは哺乳類だけである。こうした哺乳類特有の鼻は、爬虫類のような顔つきをしていた祖先の上あごの先(前上顎骨領域)が転用されて進化したとする説がある[1][2]

一般的な哺乳類において、鼻孔は頭の前端にあり、その周囲はやや周辺とは異なった盛り上がりを見せる。これが鼻である。ただしイルカクジラ類は鼻孔が頭部背面にあり、鼻は見られない。クジラ類の鼻孔は噴気孔とも呼ばれる通り呼吸器官にほぼ特化しており、嗅覚は退化している。

鼻は口の上にあり、口よりやや前に突き出し、餌をとる寸前の確認に使われる。表面は感触器で、鼻腔内は嗅覚器としても機能する。イノシシでは鼻先は地面をかきわけ、餌を探すなどの役割を担っている。もっともよく鼻を使う動物はゾウであろう。ゾウの鼻は非常に長いうえ多機能であり、大量の水を吸い上げることもできれば、物をつかんで持ち上げることもできる。ゾウはこの鼻の機能をフルに使い、餌を食べる時の補助に鼻を使うこともあれば、吸い上げた水を体にかけシャワーを浴びたり、逆に体を保護するために体に土を吹きつけるなど様々な用途に使用している[3]にも似たこうした機能を持つ鼻はほぼゾウに限られたものである。

ヒトの鼻

外鼻

ヒトの鼻は外鼻と鼻腔に分けられる。外鼻は顔面の中央に突き出し、鼻根・鼻背・鼻翼・鼻尖の各部分からなる[4]。鼻根部分には長方形の扁平骨である鼻骨があり[5]、他に鼻軟骨が構造を形成する。また外鼻は鼻腔前面の壁でもあり、外鼻孔で外界に開口している[4]

鼻腔

外鼻のすぐ裏から奥の後鼻孔咽頭に繋がる空間である鼻腔は、中央に鼻中隔が仕切り左右に分かれている。前鼻孔から約2cmほどの部分は鼻前庭といい、皮膚が覆い、空気をろ過する鼻毛が生える部分である[4]。鼻中隔の反対側の壁面からは襞が3枚あり、それぞれを上・中・下鼻甲介と呼ばれる。この襞が垂れ下がることでできる通路を上・中・下鼻道といい、鼻甲介と鼻中隔の間隔部は総鼻道という。鼻甲介で面積を稼ぐ鼻腔部分では、呼気が温められ、適度な湿気を与える上、埃などを取り除き空気を浄化する役割を持つ[4]。上・中・下鼻道は後鼻孔で再び一つにまとまり、咽頭へと続く。また、鼻は口とつながっているほか、鼻涙管によってと、耳管によってと、それぞれつながっている。鼻涙管の開口部は下鼻道の前部に存在し、耳管の開口部は後鼻孔に存在する。

鼻腔は鼻前庭を除き全体が粘膜で覆われている。上皮部分には多裂線毛や鼻腺があり、血管が多く走っている。特に外鼻孔に近い鼻中隔の前端部分には毛細血管が多く、またすぐ下には軟骨があることから傷つき鼻血を起こしやすい。この部分はキーゼルバッハ部位と呼ばれる[4]

鼻腔上部を覆う粘膜層は特に嗅上皮といい、そこには嗅毛を持つ嗅細胞とそれを支える支持細胞があり、嗅覚を担う嗅覚器を構成する。嗅毛を覆う粘液ににおい成分が溶け込むと嗅神経が刺激され、信号が篩骨を貫通する嗅神経を通って嗅球に到達し、大脳皮質そして大脳辺縁に届いてにおいとして認識される[6]

副鼻腔

鼻腔のまわりの頭蓋骨の中には、副鼻腔という空間がある。鼻腔の中鼻道と繋がりがある前頭洞上顎洞・篩骨洞と、鼻腔の奥上方にある蝶型骨洞がそれぞれあり、内側は粘膜が覆う。副鼻腔はしばしば鼻腔の炎症が開口部を通じて伝わる事があり、繋がりが狭いために逆にの排出が困難となって蓄膿症を引き起こす事がある[4]

文化

語彙

"はな" という和語は、「はじまり」「先頭」などを意味する。「はなから分かっている」「出端(でばな)を挫く」などと形容し、下駄の鼻緒は鼻の形をしているからではなく先頭にあるからである。また、漢語においても「物事を最初にはじめた人物」を「鼻祖」というなどの表現がある。

中国語では「洟」という別の単語を用いるが、鼻水をも“はな”という和語でいうことができる。

派生義

日本語で、鼻に似た、鋭角に突き出た形状のものを「鼻」と呼ぶ例もある。

表記

中国語の「鼻」という単語には、もともと鼻の形をかたどった象形文字である「自」という文字が使われていた。しかし後に音符の「畀」を加えた「鼻」という文字が作られ、そちらが使われるようになった。[7][8]

「自」字は仮借によって、「みずから」を意味する単語や「~より」を意味する前置詞にも用いる。「みずから」の意味に使われるのは自分を指すのに鼻を指したからだと主張されることがあるが、これは根拠のない憶測に基づく民間俗説である。

位置づけ

日本語・中国語では鼻は「高い/低い」で表現するが、他の多くの言語では「長い/短い」で表現する。「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、歴史は変わっていただろう」というパスカルの『パンセ』における言葉は、実際には「court(短い)」であり、芥川龍之介の『侏儒の言葉』で「〜鼻が曲がっていたら」となっているのは、これを「courbe (曲がった)」と誤解したためと言われ、鼻と「長い/短い」という表現との間の連想が働かなかったためではないかと考えられる。

このように、人間において、鼻がユーモラスに感じられたり、他方で侮辱に用いられたりする理由の仮説として、要は、ヒトの鼻は他の動物に比べ、肉厚で盛り上がりすぎる点が挙げられる。これは、一説によると、ヒトは最も寒い地域に適応したであって、肺へ入る空気を暖める仕組みとして、長い空気通路を確保するために鼻が高くなったという。しかし、鼻が高くなった理由として、これを男性性器の模倣であるとする考え方がある。鼻の大きい男性性器も大きいとの俗説や、天狗のお面が男性器の象徴に用いられる場合があることなど、それを心理的に裏付けるものである可能性がある。

欧米ではコーカソイドの高すぎる鼻は醜いとされる傾向があり、美容整形では鼻を低くする手術が主流である(特に「鉤鼻」「鷲鼻」などが不細工とされる傾向がある)とにかく、高い低いよりも、世界的には鼻孔が丸型ではなく縦型である事と、正面から鼻孔が見えない事と、横顔の鼻のラインがごく緩くカーブしたラインが美しい鼻とされている。

鼻を突き出すことは自己主張と見なされる傾向があり、たとえば自慢げであることを「鼻が高い」、問題に横から介入することを「鼻を突っ込む」、威張っているものを打ちのめすことを「鼻をへし折る」等の用法がある。また不満げな様子として「鼻を鳴らす」、勢い込んでいることを「鼻息が荒い」等、感情に直結した表現もある。また刺激臭は「鼻を突くニオイ」と言ったりするなど、鼻が嗅覚と関係しているために生じた表現も存在する。

鼻紋

イヌの鼻紋 イヌネコウシウマなどの鼻紋は、生涯変わることがないため、固体識別に利用することが出来る。

全ての動物の鼻に存在するわけではないものの、ある種の動物の鼻には凹凸のある文様が存在し、これを鼻紋と呼ぶ。この凹凸と文様は、ヒトの指紋と同様に一生変わらないものであるため、ウシなどの個体識別に用いられることがある。特に、ウシの中でも斑紋を持たない種類において重宝され、例えば和牛の登録にも利用されている[9]。なお、持ち主がウシの耳介に、持ち主ごとに異なる形状の切れ込みを入れることで個体識別をする文化もある。しかし、この切れ込みは、当然ながらウシが産まれながらに持っているものではない。対して、鼻紋はウシが産まれながらに持っているものなので、鼻紋を用いた識別法は、ウシの生得的特徴を利用した方法と言える。

文学作品

脚注

  1. ^ Higashiyama, Hiroki; Koyabu, Daisuke; Hirasawa, Tatsuya; Werneburg, Ingmar; Kuratani, Shigeru; Kurihara, Hiroki (November 2, 2021). “Mammalian face as an evolutionary novelty”. PNAS 118 (44): e2111876118. doi:10.1073/pnas.2111876118. PMID 34716275. 
  2. ^ 「哺乳類の顔を作ったダイナミックな進化過程 ~哺乳類の鼻は祖先の口先だった~」東京大学医学系研究科プレスリリース |URL = https://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20211101.pdf
  3. ^ 「アフリカゾウ」ナショナルジオグラフィック日本版サイト 2016年2月5日閲覧
  4. ^ a b c d e f 解剖学第2版、p.62-64、第3章 呼吸器系 1.鼻腔・副鼻腔
  5. ^ 解剖学第2版、p.207、第10章 運動器系/Ⅱ 全身の骨格 鼻骨・涙骨・頬骨
  6. ^ 解剖学第2版、p.157-158、第9章 感覚器系4.嗅覚器
  7. ^ 季旭昇 2014, pp. 272, 279.
  8. ^ 林志強等 2017, p. 24.
  9. ^ http://www.jmi.or.jp/info/word/ha/ha_078.html 財団法人日本食肉消費総合センター 2016年2月5日閲覧

参考文献

  • 河野邦雄、伊藤隆造、坂本裕和、前島徹、樋口桂 著、財団法人 東洋療法学校協会 編『解剖学第2版』(第2版第1刷)医歯薬出版、2006年。ISBN 4-263-24207-6 
  • 季旭昇『説文新証』芸文印書館、台北、2014年。ISBN 978-957-520-168-5 
  • 林志強等『《文源》評注』中国社会科学出版社、北京、2017年。ISBN 978-7-5203-0419-1 

関連項目

鼻関連

外部リンク


ノーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/12 03:40 UTC 版)

フルアヘッド!ココ 番外編-ZERO-」の記事における「ノーズ」の解説

北の町に住む医者かつては親友テイルと共にファルコン文明追い求めて世界中旅していた。しかし、テイル女神像作る間、町の人間の診療をしている内に、医者としてなくてはならない人物となってしまい、町から離れられなくなってしまう。夢を捨てなければならなくなったのはお前のせいだとお互い罵り合い以来テイルとの間には埋められない溝が出来てしまう。

※この「ノーズ」の解説は、「フルアヘッド!ココ 番外編-ZERO-」の解説の一部です。
「ノーズ」を含む「フルアヘッド!ココ 番外編-ZERO-」の記事については、「フルアヘッド!ココ 番外編-ZERO-」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ノーズ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ノーズ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ノーズと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「ノーズ」の関連用語

ノーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ノーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
eXtreme!SnowBoardeXtreme!SnowBoard
eXtreme! Copyright(C) hiro. All Rights Reserved.
i92i92
Copyright(c)2025 i92surf.com All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鼻 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのフルアヘッド!ココ 番外編-ZERO- (改訂履歴)、フォルクスワーゲン・トランスポルター (T4) (改訂履歴)、ベグニオン帝国 (改訂履歴)、バイト (工具) (改訂履歴)、フルアヘッド!ココ (改訂履歴)、デッド・オブ・ザ・ブレイン (改訂履歴)、ロボットポンコッツ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS