スヤ30(スヤ51 19)
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「特別職用車」の記事における「スヤ30(スヤ51 19)」の解説
スヤ30(スヤ51 19)は、1950年8月、旭川鉄道管理局(現・JR北海道旭川支社)および釧路鉄道管理局(現・JR北海道釧路支社)用の特別職用車として、五稜郭工機部で改造製作されたものである。 もとは、1937年1月に汽車製造東京支店で新製されたスハ32919で、1941年の称号規程改正ではスハ32 256と改番されていたものである。戦後の1948年にGHQの要請により、石炭調査団の巡察車として整備改造され、スイネ34 1に改造された。その際に個室寝台や会議室、調理室等を設置している。 特別職用車としては、前位に展望会議室を設置して、旧会議室部分に個室寝台を増設しており、当時の車番はスヤ34 1であった。翌1951年3月には、会議室を拡大して個室寝台を移設する改造を旭川工場で施行され、スヤ51 19に改称された。 特別職用車としての任を解かれた後は、1953年に試験車スヤ32 2に改造されたが、その状況はスヤ29と同様であったようである。1961年には保健車に改造されたが、形式番号の変更はなかった。廃車は1976年(昭和51年)である。展望室は廃車までそのままであった。
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