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クーズーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 哺乳類 > ウシ科 > クーズーの意味・解説 

クーズー【kudu】

読み方:くーずー

ウシ科哺乳類で、レイヨウ一種アフリカ分布頭胴長1.92.5メートル。やや小形のものにレッサークーズーがある。


クーズー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 20:50 UTC 版)

クーズー
クーズーのオス個体
クーズーのメス個体
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : 鯨反芻亜目 Cetruminantia
下目 : 反芻下目 Rangifer tarandus
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ウシ亜科 Bovinae
: ブッシュバック属 Tragelaphus
: クーズー T. strepsiceros
学名
Tragelaphus strepsiceros
(Pallas, 1766)
和名
クーズー
英名
Greater kudu
Koedoe
Koodoo
分布図

クーズー(学名:Tragelaphus strepsiceros)は、鯨偶蹄目ウシ科ブッシュバック属に分類される鯨偶蹄類。原語発音により近いクードゥー(koodoo)やクドゥ (kudu) との表記もみられる[1]

分布

T. s. strepsiceros ケープクーズー
アンゴラザンビアジンバブエ南アフリカ共和国[2]
T. s. bea ケニアクーズー
ケニアタンザニアモザンビークマラウイ[2]
T. s. chora スーダンクーズー
エチオピアスーダン東部、ソマリア[2]
T. s. cottoni チャドクーズー
チャド中央アフリカ共和国[2]

形態

体長オス190-250センチメートル、メス190-220センチメートル[3]。尾長37-48センチメートル[3]。肩高オス130-150センチメートル、メス120-140センチメートル[2]。体重オス190-315キログラム、メス180-215キログラム[3]。また頸部から背にかけて鬣状の体毛が伸長する[2][3]。眼の間に三日月状、頬に2-3個の白い斑紋が入る[2][3]。胴体に白い横縞が入る[2][3]

オスは2回半捻れた角がある(角があるメスもまれにいる)[2]。角長100-180センチメートル[3]。また喉から頸部にかけて房状の体毛が伸長する[2][3]

T. s. strepsiceros ケープクーズー
最大亜種。オスの胴体の毛衣は暗灰褐色で、白い横縞は9-10本[2]
T. s. bea ケニアクーズー
胴体の毛衣は明褐色で、白い横縞は6-8本[2]
T. s. chora スーダンクーズー
胴体の毛衣は暗く、白い横縞は4-5本(不明瞭な横縞を含めると7-8になる個体もいる)[2]
T. s. cottoni チャドクーズー
胴体の毛衣は淡褐色[2]

生態

主に丘陵や山地にある石が多い藪地、疎林に生息するが、平地にも生息する[2][3]。ペアもしくは小規模な群れを形成し生活する[2]

人間との関係

ジンバブエ国章
2頭のクーズーが描かれている

革はバッグなどに、角は楽器の材料などに使われ、ユダヤの角笛ショファルの主な原材料として用いられる(クーズー以外の角でもショファルの原材料になることはある)。南アフリカサッカーファンが応援に吹き鳴らすことで有名になったブブゼラは、クーズーの角笛が起源とも言われている。現地では肉を食用にもするため、それらを目的にした密猟者が後を絶たない。

ジンバブエの国章のデザインには、2頭のクーズーが用いられている。2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会の記念コインにも、開催都市であるムプマランガ州の象徴としてクーズーが描かれている。

アメリカの刃物メーカー、コールドスチール(coldsteel)社の発売している折り畳みナイフの一つには、「Kudu」の商品名がつけられている。

アフリカでは極端に珍しい動物というわけではないが、日本の動物園では1頭も飼育されていないために、日本では知る人は少ない。

ギャラリー

参考文献

  1. ^ -「2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会公式記念コイン<第1次販売>」の取次販売について-”. 鳥取銀行ホームページ. 2014年5月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、23頁。
  3. ^ a b c d e f g h i 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科4 大型草食獣』、平凡社1986年、113頁

外部リンク

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • IUCN SSC Antelope Specialist Group 2008. Tragelaphus strepsiceros. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.

クーズー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/17 14:51 UTC 版)

ブッシュバック属」の記事における「クーズー」の解説

クーズーはヨーロッパ生息するアカシカ似た種で、180cmを超える角を持つ大型種山地や石の多い地などに小さな群れまたはハーレム形成して生息するソマリアエチオピアスーダンケニアコンゴアンゴラなど広域分布

※この「クーズー」の解説は、「ブッシュバック属」の解説の一部です。
「クーズー」を含む「ブッシュバック属」の記事については、「ブッシュバック属」の概要を参照ください。

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