路線記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:44 UTC 版)
路線記号は1つの路線や路線系統に1つ付与され、また、駅番号の記号部分を構成する。ラテン文字(英字)1 - 3文字からなる。英字の代わりにアラビア数字を用いることもある。東日本では同一地域内で路線記号が重複しないように考慮されることがほとんどだが、西日本ではあまり考慮されず、同一地域内での路線記号の重複が多く見られる。 路線記号の設定には、次の方法などがある。 路線名や駅名などの略を用いる(東京メトロ、Osaka Metroなど)。 路線名や事業者名に関係なく任意の英字を振り分ける(近畿日本鉄道、JR西日本 (一部路線) など)。 2文字の路線記号の場合、1文字目には事業者名の略を用いる(東武鉄道、JR東海など)。 路線記号の重複を避けるため、一方は英字表記の頭文字、もう一方は2文字目以降を用いる(東京メトロ、Osaka Metroなど)。 複数の路線が直通し、事実上1つの路線として運行されている場合、同じ路線記号を用いる(Osaka Metroなど)。 特殊なケースとして、函館市電は2系統と5系統に異なる路線記号 (Y, D) を導入しているが、2系統と5系統の重複区間は2つの路線記号が1つの路線記号 (DY) のように案内される。 また、都営地下鉄大江戸線は「O (オー)」と「0 (ゼロ)」の混同を避けるため、英字表記の頭文字である「O (オー)」ではなく2文字目の「E」を採用している。 また、東京メトロ丸ノ内線は、本線と方南町支線の路線記号をそれぞれエムの大文字 (M) と小文字 (m) で区別していたが、英語アナウンスでの区別を図るため、方南町支線の路線記号を「m」から「Mb」に変更した。
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