[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

理屈とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > 理屈 > 理屈の意味・解説 

り‐くつ【理屈/理窟】

読み方:りくつ

物事筋道道理。「—に合わない」「—どおりに物事が運ぶ」

無理につじつま合わせた論理こじつけ理論へりくつ。「—をこねる」


理屈

作者北原亞以子

収載図書やさしい男―慶次郎縁側日記
出版社新潮社
刊行年月2003.10

収載図書やさしい男―慶次郎縁側日記
出版社新潮社
刊行年月2007.10
シリーズ名新潮文庫


理論

(理屈 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 13:39 UTC 版)

理論(りろん、: theory、セオリー,  : théorie, : Theorie)とは、「個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系」[1]自然科学応用科学含む)、人文科学社会科学などの科学または学問において用いられている。

意義

理論は事象を合理的に説明するための論述であり特に学問の領域において決定的な意義を持っている。理論の意義は数多く挙げることが出来るが、第一には理論は高度に複雑な現実の世界を単純化することが可能である点を挙げることができる。世界の万象には人間の認知能力を遙かに超えた膨大な諸因子と関係性が関わっており、それら全てを再現することは現実的ではない。従って現実を単純化する必要が認められ、その役割を理論という思考の道具に担わせることになる。つまり現実を完全に再現することではなく、どの程度の説得力を保持した上で理解しやすく現実を原理法則などとして単純化しているか、ということが理論の本義であると言える。

また自然現象の実験や政策提言のための調査などによって得られた知識を蓄積する上で有効な思考上の枠組みを提供することができる。しかも理論は研究において均衡の取れた総合的な視野を提供し、さらに直感的または感覚的な結論を回避して論理的な説明を行うことが可能である。これは研究調査を行う上で大きな指針である。

加えて現在の学術研究のほとんど全てが何らかの基礎的な理論に基づいたものであり、先進的な研究を理解する上で理論は学問の世界にとってもはや不可欠の存在である。また初心者にとっても理論が確立されていれば学習しやすい点も指摘できる。このように理論の存在価値は学問にとってなくてはならないものであると言うことができる。

構造

理論の基本的な構造はいくつかの科学哲学論理学の原理に基づいたものである。そもそも理論はその目的に従って、まず因果性や現実性が説得的であり、また現実の事象と比較して簡潔であり、さらに既存の知識や常識とは反する自明ではない結論を導き出し、しかも原因としての独立変数と結果の従属変数を繋ぐ枠組みが明快でなければならない。最後に理論はその真偽を問うことが可能な性質、つまり反証可能性を保持しなければならない。以上の理論の対象となっている事象の重要性や実務的な実践性を加えることもできる。

理論の基本的な構造は論理学的な論証に見ることができる。論証は前提と結論という宣言的な論述から成り、前提から始まって推論の過程を経て結論が真であると主張するものである。これは妥当であるか妥当でないかによって判断される。ただしこの論証を構成する前提と結論はそれぞれ命題という不確かな意味を持たない客観的な言語的な記述であり、その定義によって概念が確立されていなければならない。つまり定義が定められた概念を以って推論することによって、公理原理を導き出すことが初めて可能となる。

ユークリッド幾何学を確立した古代ギリシアの数学者であるエウクレイデスは『原論』においてまず点と線についての定義を示し、これらの概念を用いて自明であるとされる五つの公理系をも示す。そしてその公理系に従って500もの仮説証明して定理を導き出した。こうして構築されたユークリッド幾何学は現在でも完成された数学理論として高く評価されている。ただしこのような理論は演繹的な方法論により構築された理論であり、帰納的な方法論によって導き出されたものであってもその論理性が認められれば妥当である。例えば、政治学社会学生物学実験物理学など帰納的または統計学的な手法に基づいた自然科学的または社会科学的な理論は数多い。

脚注

  1. ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,大辞林 第三版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “理論とは”. コトバンク. 2020年10月7日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


理屈

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 23:48 UTC 版)

別表記

本来は「理窟」であるが、「理屈」も昔から使用されていた。「同音の漢字による書きかえ」には、「理窟」の書きかえとして「理屈」が記載されている。

名詞

 (りくつ 「理窟」の「同音の漢字による書きかえ」)

  1. 通った論理道理
  2. 無理こじつけた論理論理だけに偏り現実合わない口実説明屁理屈
    • 理屈をこねる
    • 理屈付け

発音(?)

リ↗

関連語


「理屈」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



理屈と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「理屈」に関係したコラム

  • 株式相場のアノマリー

    株式相場のアノマリーとは、日本の経済や景気、企業の業績などとは関係なく起きる、理屈の上では説明のつかない株価の変動のことです。次は株式相場のアノマリーの一例です。▼1月の株高正月休みを終えて再び機関投...

「理屈」の関連用語

1
100% |||||

2
小理屈 デジタル大辞泉
100% |||||

3
理責め デジタル大辞泉
100% |||||

理屈のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



理屈のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの理論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの理屈 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS