出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 17:03 UTC 版)
伝熱において、定常状態では熱抵抗のみを考慮すれば良いが、発熱源の発熱量が変化するなどの過渡的な状態では対象となる物質の熱容量によって温度に時間的な変化が生じる。 熱容量 C t h {\displaystyle C_{th}} は、熱量 Δ Q {\displaystyle \Delta Q} を与えたときに上昇する温度を Δ T {\displaystyle \Delta T} とすれば、 C t h = Δ Q Δ T {\displaystyle C_{th}={\frac {\Delta Q}{\Delta T}}} である。 これは、電気回路における静電容量 C {\displaystyle C} と、電荷 q {\displaystyle q} 、電位差 V {\displaystyle V} の関係 C = q V {\displaystyle C={\frac {q}{V}}} と同形式である。ここで、電荷 q {\displaystyle q} と熱量 Δ Q {\displaystyle \Delta Q} が対応し、それぞれを時間積分したものが、電流 i {\displaystyle i} 、熱流量 Q {\displaystyle Q} に対応する。
※この「熱容量」の解説は、「等価回路」の解説の一部です。
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