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法・雄とは? わかりやすく解説

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法雄Fa Xiong

ホウユウ
ハフユウ

(?~?)
漢南郡太守

字は文彊。扶風郡郿の人。法真の父。法正曾祖父法正伝》。

法氏は代々二千石を出す家柄だった。はじめ郡に出仕して功曹となり、大傅の府(役所)に招かれ高第推挙され平氏県長宛陵県令歴任した。そのころ海賊どもが将軍自称し海沿い九つの郡で太守県令殺害していた。御史中丞幽州冀州諸郡の郡兵数万人率いて討伐あたったとき、法雄は青州刺史任じられた。討伐従軍して連戦連勝し、海賊どもはなりを潜めた

法雄は青州刺史を四年間務めたのち南郡太守昇進した南郡では虎狼被害甚だしく前任太守虎狼退治した者に賞金出していた。法雄は「虎狼山林に住むのは人間城市に住むようなものだ」と言いや罠を破棄させた。虎狼捕まえようとしてむやみに山林に入る者がいなくなりけっきょく虎狼被害なくなった南郡にあること数年元初年間一一四~一二〇)、法雄は在官のまま卒去した。

参照】法真 / 法正 / 菀陵県(宛陵県) / 冀州 / 郿県 / 青州 / 南郡 / 扶風郡 / 平氏県 / 幽州 / 御史中丞 / 県長 / 県令 / 功曹従事 / 刺史 / 将軍 / 高第 / 太守 / 大傅 / 府


法雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/28 09:30 UTC 版)

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法 雄(ほう ゆう、生没年不詳)は、後漢官僚は文彊。本貫扶風郿県

略歴

法氏は襄王田法章の後裔とされ、が斉を滅ぼした後、子孫が田姓を称さず、法を氏としたものである。前漢宣帝のときに法氏は三輔へ移住し、代々太守を輩出した。法雄ははじめ扶風郡に仕えて功曹をつとめた。太傅張禹の府に召し出され、高第に挙げられ、平氏県長に任じられた。政事を得意とし、犯罪の摘発を好み、反乱を抑止した。南陽太守の鮑得がその治績を上書して、法雄は宛陵県令に転任した。

109年永初3年)、海賊の張伯路が将軍を自称し、赤巾絳衣を着た3000人あまりを率いて沿海の9郡を襲撃し、太守や県令らを殺害した。侍御史の龐雄が州郡の兵を率いてこれを討ち、張伯路らはひとたび降伏したが、まもなく再び反乱した。110年(永初4年)、張伯路は平原郡の劉文河ら300人あまりと合流して使者と称した。厭次城を攻撃して長吏を殺害し、高唐県に転進して官寺を焼いた。反乱軍は行く先々で囚人たちを解放した。反乱軍の渠帥たちはみな将軍を称して、張伯路に臣礼を取った。御史中丞の王宗が持節として幽州冀州の諸郡の兵を動員し、数万人を集めた。法雄は青州刺史となり、王宗とともに張伯路の反乱軍を討った。王宗と法雄は反乱軍と連戦してこれを敗走させた。王宗は反乱軍を追撃しようとしたが、法雄は反乱軍に海上に逃れられては厄介なことになると反論した。そこで王宗と法雄は戦闘を停止して、誘降や調略によって反乱軍を弱体化させていった。111年(永初5年)春、食糧の不足した反乱軍が東萊郡を彷徨っていたところ、法雄の率いる郡兵がこれを撃破した。反乱軍は遼東郡に逃れ、当地で李久らに斬られて平定された。

法雄は青州にあること4年、南郡太守に転じた。刑罰を減らし、戸口を増加させた。雲夢沢で虎狼の害が多く、前太守が捕縛を試みたが、かえって被害者を増やしていた。法雄は人と獣の棲み分けを進めて、被害を減らした。元初年間、在官のまま死去した。

子に法真があった。蜀漢法正は曾孫にあたる。

脚注

伝記資料



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