[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

朝食とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 暮らし > 食事 > 朝食の意味・解説 

ちょう‐しょく〔テウ‐〕【朝食】

読み方:ちょうしょく

朝の食事あさめし


あさ‐げ【朝×餉/朝食】

読み方:あさげ

古くは「あさけ」》朝の食事あさめし


朝食

読み方:アサゲ(asage)

あさめし


朝食

作者山口洋子

収載図書木と話す女
出版社文芸春秋
刊行年月1989.1
シリーズ名文春文庫


朝食

作者吉村昭

収載図書帽子
出版社文芸春秋
刊行年月1990.2
シリーズ名文春文庫

収載図書帽子
出版社中央公論新社
刊行年月2003.9
シリーズ名中公文庫


朝食


朝食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/19 20:07 UTC 版)

full English breakfast

朝食ちょうしょくとは、睡眠から目覚めたのち、に取る最初の食事[1]朝餉あさげ朝飯あさめし朝御飯あさごはんとも。

英語の「Breakfast」(ブレックファスト)は「朝食」と訳されることが多いが、これは「夜間の断食(fast)期間を破る」という意味である[2]

朝食を摂るまでもなく簡単に済ませられるぐらい容易なことを「朝飯前」と呼んだりする。起床してから朝食を摂るまでの時間が比較的短いことから、「その間に済ませられるぐらい容易なこと」という意味である[3]

英語圏における「Breakfast」の意味と変遷

英語の「Dinner」(ディナー)は古フランス語Disner」(「ディーニー」)からの借用であり、これはもともと「断食すること」の意味であった。13世紀半ばにその意味が変わるまでは、「その(の)に取る最初の食事」を意味していた[4]

Breakfast」が「朝に取る食事」を意味する「Dinner」からの翻訳借用の言葉として英語で使われるようになったのは15世紀以降のことであり、これは「夜間の断食期間を破る」という意味であった[2]:6

古英語においては、この単語は「Morgenmete」(「モルゲンメーテ」)、すなわち「朝に食べる食べ物」を意味していた[5]

各地域における朝食

朝食の一覧も併せて参照されたい。

ヨーロッパ

フランス

パンバゲットまたはクロワッサン)や、加工穀類、 飲み物やカフェ・オ・レコーヒー。パンにはジャムバターを添えることがある。

ドイツ

パン(多くライ麦の入った酸味のあるものが好まれる)・コーヒーヴルスト(ソーセージ)・ハム。果物を摂ることもある。コーヒーでなく、紅茶や野菜ないし果物ジュース麦芽を溶いたミルクを好むものもある。火を使わないものを並べる。これを「カルトエッセン」と呼び、夕食にも食される。

ドイツ料理には、「バウエルンフリュシュトゥーク」(Bauernfrühstück) (「農夫の朝食」)と呼ばれるジャガイモ料理があるが、これが朝食に食べられることはない。「農夫のように肉体労働をする人なら、朝食に食べるかもしれないが」という意味合いで、実際にはブランチ、もしくは昼食に食べられるものである。

イギリス・アイルランド

ブリティッシュ・ブレックファストの一例

イングリッシュ・ブレックファスト(English Breakfast)や「アメリカン・ブレックファスト」(American Breakfast)と呼び、ヨーロッパ大陸で見られる簡素な食事を「大陸風朝食」(Continental Breakfast)と呼ぶ。

18世紀以前は他の大陸諸国と同じく簡素な食事だったが、産業革命期に現在の英国風朝食のスタイルが生じてきた。

ベーコン卵料理(通常は目玉焼き)を基本とし、英国風ソーセージマッシュルームソテー、焼きトマト、 ブラック・プディング(豚の血で作った黒ソーセージ)、ベイクド・ビーンズ(の煮物)にバターやジャムを塗ったトースト、揚げパンとミルク付きの紅茶を添えるが、飲み物として紅茶ではなくコーヒーを合わせたり、簡素な加工穀類やトーストで済ませる者もいる。連合王国全体においては、イングランド以外でも同様の朝食をとる食習慣があるが、スコットランドではこのような朝食を「スコティッシュ・ブレックファスト」(Scottish Breakfast)と呼ぶ。

隣国のアイルランドでもそのような朝食をとるが、これは「アイリッシュ・ブレックファスト」(Irish Breakfast)と呼ばれる。

アジア

中国大陸・香港・台湾

地域によって異なるが、概ね饅頭(マントウ)が多い。粥には「油条」(揚げパンの一種)が供される場合がある。香港では「港式早餐」と呼ばれる卵料理ハムソーセージトーストマカロニビーフン、あるいはインスタントラーメンが入ったスープを組み合わせたものが茶餐廳で提供されている。

日本

平安時代天皇は、巳の刻(『寛平御遺誡』)、南北朝時代では午の刻(『建武年中行事』)、江戸時代では卯の刻に身を清め神仏を拝んだ後、辰の刻朝五ツ半(9時頃)に朝食を摂った[6]。一方、近世の征夷大将軍は辰の刻朝五ツ(8時頃)に朝食を摂っており[7]、天皇より早めの朝食を摂っていた。

北アメリカ

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国においては様々な形態の朝食が並立している。移民たちがそれぞれの出身国の伝統を持ち込んでいることに加え、アメリカの大地で生み出された新たな選択肢も加わる。出身国で見られる朝食を取る家庭も相当数ある。イギリス系の人々はイギリス風の、ドイツ系の人々はドイツ風の、中国系の人々は中国風の朝食を摂る。

トーストシリアル卵料理ベーコンハムソーセージパンケーキワッフルフレンチトーストドーナツマフィンベーグル果物ハッシュドポテト、コーンビーフハッシュ、これらを好みで選択する。

ギャラリー

宿泊施設での朝食

ホテルで提供される朝食においては、パンベーコンハムソーセージ、各種卵料理が多い。

京都の旅館での朝食。「部屋食」と呼ばれる

日本旅館では、和風朝食の標準的な献立を中心に、客間で客それぞれに配膳する、いわゆる「部屋食」が正式な給仕法であるが、食堂でビュッフェ形式の朝食を提供する機会が多くなった。

ホテルにおいては、洋風と日本風の料理が混在している場合が多い[8]。食事無し・素泊まりの宿泊を提供するホテルでも、簡素なパンや飲み物をサービスとして提供するホテルもある。

イギリスにおいては、イギリス式とアメリカ式、いずれかの様式が選べるホテルもある。

日本の飲食店や各種施設等での朝食提供

ブラジルの朝食
飲食店

日本国内の飲食店においては、早朝から営業開始し、朝食を提供している店もある。典型例として、喫茶店で提供されるモーニングサービス和製英語。「モーニングセット」「モーニング」と呼ばれることもある)が挙げられる。ファーストフード店やファミリーレストランが時間限定でのメニューを提供しており、マクドナルド朝マック牛丼屋のチェーン店が提供しているものもこれにあたる。

教育施設

大学学生食堂で朝食を格安や無料で提供している例もある(東北大学宮城教育大学)。早起きして学生食堂に来た学生にだけ格安で提供するパターンや、運動競技の強化選手指定を受けている学生に対して、(十分な栄養を摂取し、良い成績を残すことを期待して)無料で提供している。

交通機関

交通機関においても朝食が提供されることがある。宿泊設備を備えた船舶列車寝台列車や長距離フェリー)で提供されるのが一般的であるが、一般の特急列車でも、朝の通勤時に列車内で食べられるような朝食用の駅弁が販売される場合がある(高崎駅での上州の朝がゆ)。東海道新幹線では、朝8時30分までに東京駅名古屋駅新大阪駅を発車する列車内において、サンドイッチコーヒーをセットにしたものが車内販売されている。航空では、国際線の機内食で朝食を提供する場合もあり、その内容は航空会社ごとに様々である。

特定地域の珍しい習慣

福島県喜多方市においては朝食にラーメンを食べる習慣があり、「朝ラー」という言葉で新聞にもとりあげられた[9]

朝食の有無と健康への影響

日本人の食事摂取基準では行動学的な視点から、1日の中での食事回数(頻度)、特に朝食を抜くことが肥満2型糖尿病などの有病率に関与している可能性について触れているが、この領域における知見は食事摂取基準に取り入れるにはさらなる研究や概念整理が必要であるとしている[10]:18

出典

  1. ^ Breakfast – definition of breakfast”. Free Online Dictionary, Thesaurus and Encyclopedia (2012年). 28 March 2012閲覧。
  2. ^ a b Anderson, Heather Arndt (2013). Breakfast: A History. AltaMira Press. ISBN 0759121656
  3. ^ 新村出 編『広辞苑 第四版』岩波書店、1991年、38頁。ISBN 4000801015 
  4. ^ Albala, Ken (2002). Hunting for Breakfast in Medieval and Early Modern Europe. Devon, UK 
  5. ^ Breakfast”. Etymonline.com. 0 February 2, 2013閲覧。
  6. ^ 『図解!江戸時代』 (三笠書房2015年) p.130.
  7. ^ 『図解!江戸時代』(三笠書房、2015年(平成27年)) p.133.
  8. ^ Ashkenazi, Michael; Jacob, Jeanne (2003). Food culture in Japan. pp. 119–20. ISBN 9780313324383. https://books.google.com/books?id=Ley_r5VldNUC&q=breakfast+japan&pg=PA119 
  9. ^ “「朝ラー」大入り 喜多方”. 朝日新聞. (2007年9月9日). https://www.asahi.com/komimi/TKY200708290069.html 2021年1月23日閲覧。  (日本語)
  10. ^ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会『日本人の食事摂取基準(2025年版)』(レポート)2024年10月11日https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html 

関連項目


朝食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 17:07 UTC 版)

パキスタン料理」の記事における「朝食」の解説

パキスタンの朝食は「ナシュタ」と呼ばれる典型的な朝食は、卵料理だと茹で卵スクランブルエッグ目玉焼きオムレツ作られる加えてパンロティパラーターシールマールクルチャチャナマサラキーママンゴーリンゴメロンバナナ、シャミケバブ(英語版)、種実類食べられる飲み物牛乳ラッシー蜂蜜バタージャムを使う。バカルカニ(英語版)やラスク等の焼き菓子含まれている場合もある。休日週末には、ハルワプリやヒヨコマメ食べられる事があるパンジャーブ州では、カラシナから作られるサルソン・カ・サーグ(英語版)とコーンブレッドのマッキ・キ・ロティ(英語版)が好まれている。同地域ではハチャプリ食べられるパキスタンは他の多くアジア諸国変わらず、特に休日には朝食として肉料理食べられている。伝統的な日曜日の朝食に、仔ヒツジウシの頭と足を煮込んで作るシリパヤと煮込み料理ニハリ挙げられる。「ニハリ」はアラビア語の「Nihar」に由来しており、「1日」や「1日休む」という意味がある。その由来通り、肉を柔らかくする為に一晩中煮る事もある。

※この「朝食」の解説は、「パキスタン料理」の解説の一部です。
「朝食」を含む「パキスタン料理」の記事については、「パキスタン料理」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「朝食」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

朝食

出典:『Wiktionary』 (2021/09/13 01:41 UTC 版)

発音

名詞

(ちょうしょく)

  1. 食べる食事

類義語

関連語

翻訳


「朝食」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



朝食と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「朝食」の関連用語

朝食のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



朝食のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの朝食 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパキスタン料理 (改訂履歴)、機内食 (改訂履歴)、デンマーク料理 (改訂履歴)、インドネシア料理 (改訂履歴)、上田ちゃんネル (改訂履歴)、タミル料理 (改訂履歴)、ジブチ料理 (改訂履歴)、ポルトガル料理 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの朝食 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS