映像信号
映像信号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 00:07 UTC 版)
テレビやビデオテープレコーダなどの画質改善技術として3次元Y/C分離がある(これ自体は全く「ノイズリダクション」ではない)。アナログのカラーコンポジット映像信号特にNTSCでは、Y(明るさ)と C(色)の信号が、帯域をかぶらせて存在しているため、理想的な分離は不可能である。通常はラインバッファを用いて上下の隣接する走査線間の相関を利用し分離するが、3次元Y/C分離はフレームバッファを用いフレーム間の相関を利用しより高精度の分離を行うものである。視覚上荒れが気になる静止シーンの画質を向上できるが、逆に原理上動きのあるシーンには適用できず、適宜2次元と切り替えなければならないため、一般に動き適応3次元Y/C分離とする必要がある。Y/Cについての詳細はS端子を参照のこと。 他に、アナログ地上波放送のゴーストを低減させるゴーストリダクションという機能がある。画面の端より外の非表示部分に基準信号部(詳細はゴースト除去用基準信号を参照)を置き、受信時にその部分に本来存在しないはずの信号が存在すればそれはゴーストなので、それを元にゴーストを打ち消す逆変換を掛けるものである。
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