川平方言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 19:50 UTC 版)
石垣島川平方言の各種動詞のうち、代表して「書く」「笑う」「起きる」の活用を示す。なお、以下は音素ではなく音声表記である。 川平方言 志向形未然形条件形1命令形連用形音便形条件形2終止形1終止形2連体形接続形書くkakaː kaka kaki(ba) kakiː kakï kakï kakï kakïn kakï kaki 笑うbaːraː baːraː baːrai(ba) baːraiː baːroːbaːrai baːroː baːrau baːroːn baːroːbaːrau baːrai 起きるɸukoː ɸukuɸukira ɸukiri(ba) ɸukiriː ɸuki ɸuki ɸukiː ɸukirun ɸuki ɸuki 川平方言の各活用形のうち、志向形は勧誘を表す。未然形には、nu(ない)、sïn(せる)、sïmirun(しめる)、rirun(れる)、ba(ば、条件)などの接辞が付く。連用形には、tsan(-したい)、uːsïn(-できる)、taŋgaː(ばかり)などが付く。音便形(条件形2)には、ta(た、過去)、tara(たら)などが付く。連体形には、体言のほか、maːdi(まで)、biki(べき)、na(な、禁止)などが付く。接続形には、ʃiti(-して)、ki(から、理由)、du(ぞ)、un(-している)などが付く。
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