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劉鶚とは? わかりやすく解説

りゅう‐がく〔リウ‐〕【劉鶚】

読み方:りゅうがく

[1857〜1909]中国清末実業家作家丹徒江蘇省)の人。名は夢、字(あざな)は鉄雲華北鉄道敷設山西鉱山開発などを建議したが、のち新疆(しんきょう)に流されて死亡小説老残遊記」の作者として知られる


劉鶚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 16:00 UTC 版)

劉鶚
ペンネーム 洪都百煉生
誕生 (1857-10-18) 1857年10月18日
江蘇省江寧府六合県
死没 (1909-08-23) 1909年8月23日(50歳没)
新疆省迪化(現・ウルムチ市
職業 小説家、考古学者、実業家
言語 中国語
文学活動 譴責小説
代表作 『老残遊記』
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劉 鶚(りゅう がく、1857年10月18日 - 1909年8月23日)は、末の作家・考古学者。鉄雲。ペンネームは洪都百煉生

略歴

江蘇省江寧府六合県生まれで、淮安府山陽県(現在の淮安市淮安区)で育った[1]。博学多才で、「洋為中用」として西洋の学問も拒まない態度をとった。水利・数学医学金石学に通じ、黄河が決壊した際には治水に尽力した。また実業家でもあり、外国人との取引も多かった。

1900年義和団の乱八カ国連合軍北京に入ったときに、ロシア軍と交渉して太倉(穀物倉)の米を買い取り、住民に売却することで飢餓から救った。しかし1908年、その行為が横領にあたるとして新疆省迪化に流刑となり、翌年、流刑先で脳溢血により死去した。

著作

劉鶚の作品で著名なのは『老残遊記中国語版』と『鉄雲蔵亀』である。『老残遊記』は当時の深刻な社会の弊害を描いた小説である。その描写は風刺の域を超えているため譴責小説と呼ばれる。『鉄雲蔵亀』は収集した亀甲獣骨文字の図録であり、後の甲骨文字研究の基礎となった。

他に以下の著作がある。

  • 『勾股天元草』
  • 『弧三角術』
  • 『歴代黄河変遷図考』
  • 『治河七説』
  • 『治河続説』
  • 『人命安和集』
  • 『鉄雲蔵陶』
  • 『鉄雲泥封』

脚注

  1. ^ 小説家、学者、実業家劉鶚 淮安市人民政府 2018年7月9日閲覧。

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