個人装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:37 UTC 版)
一般的に機捜隊員の所持品はウエストポーチに回転式もしくは自動式拳銃(ニューナンブM60、S&Wエアーウェイト、P230等)、特殊警棒、手錠を収納したうえで腰に装着する。ポケットには脱落防止のヒモで結びつけた警察手帳と受令機を入れ、イヤホンをつなぎ、活動中は常に無線指令を傍受する。また、腕章を着用したり、耐刃防護衣や防刃手袋も着用する。 通常、日本の私服警察官は銃を常時携帯していないが、機捜隊員は初動捜査において凶器を所持している被疑者と遭遇する可能性が高いために、携帯している場合がある。自動車に搭乗して職務を行うために、銃はショルダーホルスターまたは拳銃や他の装備品携行専用のウエストポーチに入れているケースが多いが、勤務中に立ち寄った公衆トイレにこのポーチごと銃を置き忘れる例が何度か発生している。 隊員の服装は私服であり、装備を収納したベストやウエストポーチを着用していることが多い。また殺人事件の現場などでは自分の毛髪を落とさないようにするためベースボールキャップ型帽子を被る場合もある。なお初動捜査が秘匿を必要とする場合は、腕章や帽子を着用しない。 腕章については警視庁の場合、小豆色地に黄色文字で「機捜」と表記されている(同じ捜査員でも「捜査」腕章着用者は所轄の刑事、「捜〇」(〇は漢数字)なら本部捜査一・二・三課の刑事)。なお、広域機動捜査班は所属部署名が記され「警視庁 ○機捜」(○は3つある各隊の番号、漢数字)と2行で表記されている(1個捜査隊の10個班のうち3個班は県境を超えた隣接区域でも初動捜査を行うことができる広域捜査班である)。なお上部に黄色線が入っている場合はその人は主任クラスで警部補、上下に黄色線が入っている場合は警部(隊長補佐、班長=係長クラス)もしくは警視(機捜隊長、管理官兼副隊長)。この腕章の規定は、警視庁刑事部各課と所轄署刑事課で共通となっている。
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個人装備
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「地球戦隊ファイブマン」の記事における「個人装備」の解説
いずれも第2話から使用。 Vソード ファイブレッドの個人武器となる直線的なデザインの諸刃の剣。特殊金属ファイバニウム製。厚さ3cmの鉄板も切り裂き、剣先で触った物体の分析・分解が可能。エネルギーをスパークさせて敵を衝撃波と炎の熱で斜めに斬り上げるVソードアタック、赤いエネルギーを込めて垂直に振り下ろし、敵の足元に爆発を起こすVソードスパークという技がある。ビリオンとの決戦では「必殺・ファイブテクター」との併用で放った。伸縮自在で、Vパワーグリップを外すとVシャトラーという短剣になる。 ツインアレイ ファイブブルーの個人武器。ファイバニウム製の刃がついた円盤アレイボンバーをVパワーグリップで結合させた鉄アレイ状の武器。コンクリートの壁や戦車も粉砕する威力がある。Vパワーグリップを外すと戦闘用ヨーヨーツインヨーヨーや爆弾付きフライングディスクツインフリスビーとなる。 ツインフリスビーは第3話から使用。 パワーカッター ファイブブラックの個人武器。刃のついたナックルパーツブラックジョーとVパワーグリップを合体させた強化ナックルパーツで、直径2cmの鉄棒も切断する。回転しながら敵を切り裂くスピンカッターという技がある。カッターディスクという鋭い小型手裏剣を射出することもできる。 キューティーサークル ファイブピンクの個人武器。基地のコンピューターとアクセスし、探査機能のファイビックスアイを有する小型コンピュータ・サークルピュータとVパワーグリップを合体させたフルーレ状の武器。一突きで厚さ1.5cmの鉄板も貫き、ショックウェイブやティックルウェイブなどの攻撃も可能。必殺の突きサークルフィニッシュを繰り出す。 メロディータクト ファイブイエローの個人武器。敵の戦闘意欲を下げるメロディーを奏でるイエローフルートとVパワーグリップを合体させたバトン型の武器。打撃武器として使用するほか、800kg分の力で引っ張っても千切れず金属の鎖にも負けない強度のリボンを射出し、敵を縛りつける。連続で殴りつけるドレミ拳、リボンからエネルギーを流し込むメロディーパワーという技がある。
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個人装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 13:25 UTC 版)
諸元SAFレーザーガン全長 21cm 重量 450g SAFレーザーガン SAF隊員に支給された小型レーザー銃。赤色の高熱レーザーを照射し、岩石をも砕く。超小型原子炉が内蔵されており、1年間の連続使用が可能。 火炎弾銃 大型の銃。高い破壊力を持つ弾丸を連射する。 SAF隊員服 陸戦や調査活動、戦闘機の搭乗時など様々な用途に使用される。隊員毎に色が異なる。 SAFヘルメット 撮影会の時点では色分けがされていなかった。 特殊樹脂製のヘルメット。隊員毎に色が異なる。 小型通信機 世界のどこからでも本部と連絡が取れる。主に調査任務に赴く隊員が使用。 インベーダー探知装置 水島隊員が試作した物。インベーダーが発する微量の放射能を検出する。 地質測定器 地震の震源地一帯の調査に用いられ、大岩盤の成分などを分析した。 宇宙服 他の惑星での活動や宇宙空間の航行時に着用する。
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個人装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 13:45 UTC 版)
「特別警備隊 (警視庁)」の記事における「個人装備」の解説
短剣:消防官や水上警察勤務の警察官が使用するもの。 警杖 自動式拳銃(FN ブローニングM1910) 捕縄 警笛 革脚絆
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個人装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 07:19 UTC 版)
「ArmA: Armed Assault」の記事における「個人装備」の解説
US Forces(BLUFOR)Sahrani Liberation Army- SLA -(OPFOR)Royal Army Corps Sahrani- RACS -(Independent)主武装 アサルトライフルM4M4 AimpointM4 M203M4A1M4A1 M203 RCOM4A1 QDS CompM2M16A4M16A4 RCOM16A4 GLM16A4 RCO GL AK-74AK-74 + GP-25AKS-74UAKS-74UN M16A2M16A2 + M203G36G36 KG36 C 狙撃銃Mk12 SPRM24M107 AKS-74 PSOSVD DragunovKSVK M24 機関銃M249 SAWM240 PKM M240 サブマシンガンMP5A5MP5SD6 MP5A5MP5SD6 副武装 携帯式発射器(対戦車)M136 LauncherJavelin Launcher RPG-7V Launcher M136 Launcher 携帯式発射器(対空)FIM-92F Stinger Launcher 9K32 Strela Launcher FIM-92F Stinger Launcher 着装武器 拳銃M9M9 Silenced Makarov PMMakarov Silenced M9M9 Silenced その他 爆発物M67 Frag GrenadeMine *(M15)Satchel ChargesTime Bomb RGO Frag Grenade *(RGD-5)Mine *(TM-46)Satchel ChargesTime Bomb RGO Frag Grenade *(RGD-5)Mine *(M15)Satchel ChargesTime Bomb 非爆発物Smoke GrenadeSmoke Grenade (Red)Smoke Grenade (Green) 追加装備BinocularsNV GogglesLaser Marker 上記個人装備の名称はゲーム中での名称である。銃器などの弾薬については省略する。 爆発物の項、アスタリスク後ろの括弧内に、実在の名称を付記した(分かり難いため)。
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個人装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:43 UTC 版)
「中華人民共和国人民警察」の記事における「個人装備」の解説
中国ではICチップ入り身分証の携帯が義務づけられており、警察官は公民身分番号で本人確認を行うため「警務通(中国語版)」と呼ばれる携帯情報端末を所持している。
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個人装備(自弁)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 16:33 UTC 版)
「軍団 (古代日本)」の記事における「個人装備(自弁)」の解説
弓1、弓弦袋1、予備弦2、矢50、矢入1、太刀1、小刀1、砥石1、藺笠1、飯袋1、水筒1、塩袋1、脚絆1、鞋1。
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個人装備(官給 ただし所定の数量を自弁で軍団庫に納入するため実質は自弁)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 16:33 UTC 版)
「軍団 (古代日本)」の記事における「個人装備(官給 ただし所定の数量を自弁で軍団庫に納入するため実質は自弁)」の解説
乾飯6斗、塩2升。
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個人装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
正装 機動隊員も正装は一般の警察官と同様に制服を着用し、機動隊員章を着装する。機動隊員章はバッジ型や腕章型など、警察本部ごとに仕様が異なる。靴は革靴ではなく主に出動靴(安全靴構造のブーツ)を使用する。 機動隊員として特徴的な装備は次の通りである。 出動服 別名は乱闘服。紺色で綿製のものと防水難燃加工された綿ポリエステル混紡のものがある。安保闘争や大学紛争に火炎瓶が登場する1960年代以前は防水加工のみがされた化学繊維であったため、隊員が重度の火傷を負うというケースが頻発し、難燃加工が施された。通常任務ではコストが低く手入れの容易な綿ポリ混紡、火炎瓶等の脅威があるデモ警備では綿製を着ることが多い。通常は上衣を下衣の上に出して使用するが、防弾ベストなどを装着する際は上衣を下衣に入れる。そのため、上衣の下半分にはポケットが付いていない。左上腕部に旭日章のワッペン(西陣織で出来ている)が縫いつけてあることから、通称「ワッペン服」とも呼ばれる。階級章は右胸に付く(巡査から警部補までは小さい桜章で単数から四連、警部以上は大判で金・銀・赤などの、外輪が付くものもある桜章)。消防吏員や自衛官と異なり、個人ネームや個人を識別するものは付いていない。出動服の中には制服の長袖盛夏シャツを着用する。他の装備は新型に変更されたが、出動服は改定後も旧式と同型のものが引き続き使用されていた。 新型出動服 2018年に改定された。動きやすいようストレッチ性の高い素材を採用し、色は濃紺色となり、視認性を高めるため腕とももの部分に金色のラインと背中に「POLICE」の文字が入る。また、防護装備を服の上から装着するため、旧式よりもシェイプが細身となり常に上衣を下衣に入れる形になった。 出動靴 基本的に編上型の半長靴を履くことが多い。危険な任務の場合は鉄板の入った、いわゆる「安全靴」を使用する。両者とも「編上靴(へんじょうか)」「警備靴」と呼ばれている。自衛隊などの半長靴と違い、踝までを紐で締めるアンクルブーツ形状をしており、その上に直結された短ゲートルをすねに巻き付ける構造となっている。最近は容易に着脱出来るように、サイドにファスナー加工された新型も配給されるようになった。 この他に、中隊以上の隊長は指揮棒を、伝令は隊長の居場所の目印として日中は三角旗を、夜間は電気発光の“提灯”を持つ。 防護装備 旧式では、脛当・篭手・防護衣II型・前垂れ。ジュラルミンのプレートを入れて投石などから身を守る。 防弾性能なし。篭手は外側が皮革または合皮製。篭手と前垂れ以外は出動服の中に装備し、外側からは見えない。 新型では、臑当・篭手・防護ベスト(背中に「POLICE」と白抜きで入る)・太もも覆い。大幅に軽量化されている。臑当・篭手はポリカーボネート製。防護ベストはナイロン製ベストで前面にはステンレスプレートが入っている。このプレートは体に沿って湾曲しており、30口径程度までの防弾性能も持たせてある。 旧式は背面は方面機動隊では何も入っておらず無防備であったが、管区機動隊や本部機動隊では背面にもジュラルミンが入れられていた。新型では背面にポリカーボネートプレートが入っている。新型装備には裏側にウレタンクッションが張られており、打撃の衝撃を吸収するようになっている。旧式と違い出動服の上から装備する。脛当は各県警によって、マークやイラストがあり、北海道警察なら熊、茨城県警察ならバラのマークが描かれている。 近年は銃器対策部隊で採用された首、下腹部、上腕部を防護する小銃弾対応ボディアーマーも支給が進んでおり、銃器の使用を想定した対テロ訓練等で着用が確認されている。前面と背面には「POLICE」パッチを装着する。当初はSATで紺色のものが採用され、後に黒色にした同型を一般部隊で採用したという経緯がある。 マフラー 綿または絹製で、火炎瓶等で攻撃された際に可燃性液体が襟元から服の中に流入することを防ぐ。また、包帯代わりの役割がある。隊員がゲバ隊の火炎瓶によって大きな被害を受けていたため、旧日本軍の特別攻撃隊員が巻いていたマフラーにヒントを得た、時の警視総監・秦野章の提案で配備された。通常は白色(アイボリー色)だが、隊によっては独自に制定したシンボルカラーに染めているところもある。サイズ 39cm×1.5m(白バイ隊員用マフラーとは、素材も寸法も違う)。 新型のヘルメット、盾 特型警備車より降車展開し、MP5と防弾盾を構えて前進する銃器対策部隊 ヘルメット ポリカーボネート製。鉄兜(ヘルメットの呼称の一種)とも呼ばれる。旧式では青色で、顔面保護用のバイザーは外装、また取り外し可能な頚椎保護用の垂れが付いている。旧型の正式名称は「SB8型防護面付特殊警備用ヘルメット」。 新型では黒色で、バイザーは内装、また頚椎保護用の垂れが付いている。旧型・新型ともに防弾性能は基本的にはない。バイザーの厚さは旧・新ともに約2mm。 かつては階級を表示する周章があったが、あさま山荘事件では指揮官が周章で見分けられ狙撃された事を教訓に、後頭部にのみ階級線を入れるようになった。 階級章は通常のものと異なり、白線の数や太さで識別された簡略章が用いられる。この略章は一般警察官の乗車用略帽にも用いられている。 チタン製や鋼鉄製、ケブラー製の銃器対策用ヘルメットもある。国費購入の国産ヘルメットや各警察本部が独自に購入する海外製ヘルメット、自衛隊の66式鉄帽に防弾バイザーを取り付けたものなど多くの型が確認されている。バイザーの厚さは型によって異なるが、2~3cm前後のものが多い。 いずれの場合も直接ヘルメットを被ることはなく、略帽を着用しその上にヘルメットを被るよう規定されている。制服や活動服の際は活動帽をヘルメットの下に着用する。近年では銃器対策部隊等でバラグラバ(目出し帽)を着用することがあるが、帽子扱いとなるためこの場合略帽は着用しない。警視庁機動隊は、ヘルメットの右側面に部隊番号(1機から9機は1~9。特科車両隊は"特")が黄色で表記されている。 盾(ライオットシールド) 機動隊の象徴的装備。打撃や飛来物・爆風に対する防護用だが、縁や角の部分による打撃用としても使用される。 旧型は超々ジュラルミン製。投石やゲバルト棒などによる攻撃を防ぐためのもので、防弾性能は基本的にない。このため、あさま山荘事件では犯人の用いたライフルの銃撃から隊員を守ることができず、盾を2枚重ねて使用した。しかし、それでも貫通したという記録が残っている。 上部には前方確認用の覗き窓があり、ポリカーボネート板が嵌められている。 ジュラルミン製の盾には大盾と小盾があり、小盾は隊付の伝令が、大盾はその他の隊員が装備する。色はジュラルミンの地色である銀色で、警視庁のみ灰色に塗装されたものが混在している。大盾のサイズは高さ110cmのものが現行型だが、70年代半ばまでは120cmのものが使用されていた。在日米軍や自衛隊にもジュラルミン大盾が配備されているが、旧型サイズの盾をベースに緑や黒に着色したものを使用している。現行型のジュラルミン盾と異なり、旧型のものは中央部に帯状のジュラルミン板が補強のために追加されている。2010年度の大阪湾対テロ訓練では制服警察官が旧型サイズの大盾を使用しているのが確認されるなど、現在も一部で使用されている。 爆発物処理班が使用する防爆盾や、銃器対策部隊の使用する銃眼のついたチタン製の対銃器盾なども存在する。 新型の盾はポリカーボネート製であり、従来のジュラルミン製に比べ軽量化されている。また、視認性を確保するため透明に作られている。ポリカーボネート製の盾は、2002年に開催された日韓ワールドカップの警備を契機として配備された。ワールドカップで訪れた外国人への配慮から「POLICE」と白文字でプリントされている。従来型の盾との大きな違いは、防弾性能があることであり、湾曲のある形状で衝撃を逃がすことにより貫通を防ぐ。防弾実験も公開しており、テレビ朝日ニュースステーション等で放送された。この放送ではトカレフ拳銃の7.62mm拳銃弾すら傷が付くだけで貫通しないことを示した。厚さは5mmと8mmがあり、防弾性能を有するのは8mmタイプである。当初は8mmタイプのみ配備されたが、後に通常警備用として軽量な5mmタイプも採用された。 また、2008年の長野市における北京オリンピック聖火リレー警備では、リレー走者の保護に小型の透明盾が使用された。 なお、管区機動隊が装備している盾は、盾の隅に各中隊のマークが入っている。 このほか、部隊単位の防護用装備として、防石ネットやバリケード等がある。 警棒・警杖 警棒は暴動鎮圧の際に使用される。警杖は乱闘が予想される場合には持ち込まない。 拳銃 基本的に、拳銃の装備は一般の外勤警官などと同様である。基本的に集団警備の際には一般隊員は拳銃を携行せず、緊急用に小隊長以上の幹部のみが携行する。ただし、あさま山荘事件のように、犯人が多数で強力な武器を使用している場合は、各隊員が銃を携帯することもある。例外として、千葉県警察成田国際空港警備隊は常に拳銃を装備している。 ガス銃(正式名称は、ガス筒発射器) M79グレネードランチャーを模倣して開発された。暴動鎮圧の際に使用し、ガス筒(催涙ガス弾)を発射する。弾が群衆の中に上から飛び込むよう、打ち上げるのが正しい用法。直接照準(水平撃ち)したものが人に当たると、箇所によっては内臓破裂、眼球破裂、頭蓋骨陥没など重大な傷害を与える可能性があるため、水平撃ちは原則禁止されている。 なお、警察での正式名称は「ガス銃」ではなく「ガス筒発射器」である。これは名称を「銃」としてしまうと、使用に際しては拳銃同様に、法律上の様々な制約(銃刀法等)を受けることになるため。 催涙ガス筒 “S型” ガス銃で発射するガス弾の一種でSはスモークの略。催涙ガスを噴く(爆発・破裂はしない)タイプのもので化学合成ガスが封入されているが、三里塚闘争等の映像を見ると吹き出すまでに若干タイムラグがあるようで、投げ返され機動隊員がガスを浴びている姿も見られる。 “P型” ガス銃で発射するガス弾の一種でPはパウダーの略。金属製の弾体の後ろにボール紙の筒が付いておりその中にカプサイシン系の粉末と若干の火薬が入っている。発射後数秒でボール紙部が破裂し粉末をまき散らす。投げ返される心配が無く、S弾より強烈であるが、効果範囲が狭く風向きによっては全く効果がない。 “手榴弾型” 手投げタイプのガス筒で、ボール紙製。P弾と同じように炸裂するが催涙ガスの量は少なく、もっぱら音と光で威嚇する(いわゆるスタングレネード)。手榴弾と同じようにピンを引き抜き投擲する。日韓ワールドカップ時、フーリガン対策訓練のニュース映像で投げている姿が確認される。海上保安庁においても、抵抗する容疑者に対して使用されている。 日本だけではなく各国で使われており、フィリピンの暴動の際のニュース映像では同タイプのものを暴徒側が投げている姿が見受けられた。この映像中では暴徒がズボンのポケットの中で暴発させていたが、火傷を負った程度であったので、火薬量は少ないものと見られる。 高圧放水器 製品名は「インパルス」。銃のような形状をしており、高圧で水の塊を発射し、暴徒を制圧する。放水車の機能を個人で携行できるようにしたもの。最大圧力では自動車のフロントガラスも粉砕する。また、中の水は真水だけではなく、催涙効果のある薬品が注入される場合もある。 機関拳銃 H&K社製MP5。フラッシュハイダーやマウントベース、Fタイプストックが標準装着されており、ダットサイトを使用する隊も多い。機動隊では銃器対策部隊や、銃器対策レンジャー部隊等が装備している。 狙撃銃 豊和工業製のボルトアクションライフル「M1500」に光学照準器(オプティカルスコープ)を装着したもの。主に銃器対策部隊が装備。 自動小銃 豊和工業製の自動小銃、64式小銃は警視庁及び大阪府警察の特殊部隊(SAT)が機動隊の所属であった際に、光学照準器を搭載した狙撃銃として装備していたとされている。また、89式小銃は警察庁作成の資料によれば警視庁他のSATに配備されている。 なお、機関拳銃と狙撃銃は、使用と取り扱いに特別な許可及び命令を必要とする「特殊銃」に指定されている。自動小銃に関しても、その性格上から特殊銃に指定されていると見られる。
※この「個人装備」の解説は、「機動隊」の解説の一部です。
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