り‐じゅん【利潤】
利潤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 17:07 UTC 版)
利潤(りじゅん、英: profit)とは、「利益」や「もうけ」のことであり[1]、その中でも特に、企業の総収益(売上)から全ての費用(賃金・原材料費・(支払うべき)利子等々、全ての費用)を引いたあとに残る金額のことを指す[1]。
|
注釈
- ^ 「企業は利潤の最大化をめざして行動している」という定式化は、企業や経営者がどう動いているかということを学問として分析するために導入されている、ひとつの単純化された仮定(仮説)である。 だが、一般向け入門書や、商売人の言説などで、新古典派の定式を「企業は利潤の最大化をめざせばいいのだ」などと、勝手に読み替えたり、言い換えてしまっていることがある。これでは、欲望正当化のキャッチコピーや、人々を扇動するためのスローガンになってしまっていることになる。 これは、この新古典派の定式(仮説)が、「正しい」あるいは「間違っている」という以前の、誤った置き換え、誤謬である。 人々がどう動いているのか、というテーマ(過去や現在の実態の分析)というテーマと、どう動くのが望ましいのかというテーマ(より好ましい姿、あるべき姿の設計)は、全く別のテーマである。
出典
[続きの解説]
利潤
「利潤」の例文・使い方・用例・文例
- 業界内の競合企業との対立が原因で企業が超過利潤を得ることが困難になると業界の魅力は減少する。
- その会社は手形の取立の代行で利潤を得ている。
- 中央銀行は主にその他の銀行及び政府と業務を行い、利潤をあげることの他に国民経済の利益になる広い責任を負う銀行である。
- もちろん利潤は生産費を上回るべきです。
- あくどい利潤追求.
- 公共性を隠れみのにして利潤追求を図っている.
- 彼らの求めているのは利潤だけだ.
- 適正利潤をもたらすさま
- 平均収益よりも速いペースで利潤を上げており、それが続くものと見なされている会社の株
- 事業に資金を提供して利潤を得る人
- 利潤の獲得を前提とする新聞
- 生産費に平均利潤を加えて算出された価格
- 平均以上に得られる利潤
- 平均以上に得られる利潤の金額
- 利潤
- 利潤分配制度という制度
- 利潤率
- 経済上の利潤追求を第一とする人間
- 管理価格という独占的な大企業が常に一定の利潤を確保できるように定めた価格
- 利潤加算率の変動によって生じるインフレ
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。
- >> 「利潤」を含む用語の索引
- 利潤のページへのリンク