出版事情
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『SMAP×SMAP』(関西テレビ・フジテレビ)に出演した石原の発言によると自叙伝『ふぞろいな秘密』は出版社から打診され、いつか自叙伝を出したいと思っていた石原はそれに了承。ところが、取材などのやりとりがあると思いきや、ゴーストライターが書いたと思われる原稿が出版社から送られ、それには、石原と交際した男性たちの実名が書かれていた。戸惑いを覚えた石原は、原稿の修正を依頼するものの、「時間がない」ことを理由にそのまま出版されたという。 しかし、出版社は石原の発言は全くの事実無根であるとし、発言を放送した『SMAP×SMAP』の制作であるフジテレビに抗議した。出版社は出版にあたっては石原に何度も足を運んでもらい原稿を再三確認したとして、確認作業を怠り、出版社が独断で出版したという事実は一切ないと主張した。
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出版事情
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「コナン」の初出は『ストレンジテールズ』1932年6月号に掲載された短編小説『闇の種族』である。これは、ハワードが親友ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとの交流によって執筆したクトゥルフ神話とされる。本作のゲール人「略奪者コナン」は、後のキンメリアの「英雄コナン」とは諸設定が異なり、あくまで初期版の、実質的に名前が同じだけの別人である。 その後、ハワードの書いた〈コナン〉シリーズは、全部で21篇になり他に梗概にとどまるものと未完の草稿が5篇あるとされる。完成作のうち17篇はパルプ雑誌『ウィアード・テイルズ』に発表され、残る4篇のうち3篇は1950年代に発見されて大幅加筆のうえ発表、1960年代に発見された最後の1篇は原作のまま発表された。 コナンには、模倣作品や加筆作品がきわめて多く、未完の草稿を完成品に仕立てたもの、コナン以外のハワード作品の主人公をコナンに変えてしまったものや、まったくの模倣作品にいたるまで数多ある。原因としては、コナンの物語が年代順に書かれていないことと物語の間の空白期間が長いことがあり、その間を埋めようとするファン心理が模倣を産んだと考えられている。 日本にコナンが紹介された1970年代、アメリカで発表されたシリーズにはノーム・プレス版(ハードカバー全7巻)とランサー・ブックス版(ペーパーバック全12巻)があり、後者は表紙絵をフランク・フラゼッタが描いたこともあって爆発的な人気を呼んだ。ランサー・ブックス版はハワードの作品の空白期間を加筆作品で埋めて時系列順に並べ替え、コナンの一代記を形成しようとする試みであるのに対し、ノーム・プレス版は5巻までをハワード作品とし、模作を6・7巻にまとめてある。 日本語訳では、ハヤカワ文庫がノーム・プレス版を、創元推理文庫がランサーブックス版を底本にしている。ハヤカワ版は底本の第5巻を2分冊にした全8巻で刊行されたが、創元版は7巻までで途絶してしまった。当時、ノーム・プレス版は原作に忠実であるとされていたが、死後の発表作にはディ・キャンプの加筆がかなり入っているものもあるようである。 2006年になって、創元推理文庫から「新訂版コナン全集」としてハワード原作に忠実な新シリーズの刊行が開始され、2013年に第六巻『竜の刻』の発売をもって完結した。本シリーズはハワードが執筆した作品のみに限定し、ランサーブックス版(および旧創元推理文庫版)同様に発表順ではなく年代順に並べ替えられ、十代半ばの傭兵時代を描く『氷神の娘』から始まり、アキロニア王となったコナンの冒険である『竜の刻』で幕を閉じる。
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