交戦
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交戦(こうせん、military engagement)とは、一個師団より大きくはなく一個中隊よりは小さくもない2つの部隊が、それぞれ任務を帯びて散発的に戦うことである。
解説
交戦は、攻撃側の部隊がその任務を遂行するために戦闘を開始したときに始まり、攻撃側が任務を達成したとき、または任務を中止したとき、あるいは一方または双方が十分な増援を受け、新たな交戦が開始されたときに終了する[1]。
戦術的な任務として、交戦はしばしば戦闘の一部へと発展することもある。交戦は通常1日から2日間続くが、数時間という短い場合もあり、5日以上続くことは稀である[2]。部隊や指揮官にとって、武器や支援システムの戦術的な交戦範囲が重要になるのは、このような規模の戦闘の時である[3]。
関連項目
脚注
典拠
- Dupuy, T.N. (Col. ret.), Understanding war: History and Theory of combat, Leo Cooper, London, 1992
- Simpkin, Richard, Race to the Swift: Thoughts on Twenty-first Century Warfare. Foreword by Donn A. Starry. London: Brassey's Defence, 1985. ISBN 0-08-031170-9.
交戦
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「クライスラー農園の戦い」の記事における「交戦」の解説
ボイドは午後の半ばになっても攻撃命令を出さなかった。その後も命令は出なかった。アメリカ軍右翼ではエリエザー・ホィーロック・リプリー大佐の第21歩兵連隊が前進し、イギリス軍散兵線を森から追い出しおよそ1マイル後退させた。ここで部隊は止まって息を継ぎ、コールズ旅団の第12、第13連隊が加わった(この時点でのソートワウトの他の2個連隊の動きは不明である)。リプリーとコールズは森の外れで前進を止めていたが、赤服(イギリス軍)の戦列、モリソン軍の左翼側面隊である第2、第89連隊が大地から突如現れて銃火を開いたのを見て驚かされた。アメリカ兵は木株や茂みの陰に飛び込んで反撃を開始したが、この攻撃で命令もその契機も無くなってしまった。弾薬が足りなくなると、一目散に後方にとって返した。 一方コビントンの旅団は峡谷を越えるのに苦労し、横隊に組んだところで榴散弾を食らった。伝説に依れば、この時コビントンはカナダ民兵が着る灰色で厚地の上着を纏った第49連隊を率いていたが、部下に向かって「こっちへ来い!民兵をどう扱うか見てやろう」と叫んだという。一瞬後、コビントンは致命傷を負った。第2指揮官が指揮を替わったがまた即座に戦死しただけであった。この旅団は指揮系統を失って撤退を始めた。 ボイドは自隊の歩兵連隊が撤退してしまうまで6門の大砲を使えなかった。川堤に沿った道路から砲撃を始めたとき、極めて有効だった。モリソンの第2指揮官ジョン・ハーベイ中佐が第49連隊にアメリカ軍砲兵隊への攻撃を命じた。ウィルキンソンの事務担当副官ジョン・ウォルバック大佐が率いた竜騎兵隊が割って入り、第49連隊の空いた右翼を衝いた。第49連隊は攻撃を中止し、旋回してその右翼に引いた。激しい銃火の中で、竜騎兵隊は2回の突撃を繰り返したが、結局後退した。この時の損失は部隊兵130名の内、18名であった。竜騎兵隊は時間を使って大砲を1門を除いて撤収できた。バーンズの中隊は、泥にはまって放棄された大砲1門を捕獲した。 既に4時半頃であった。アメリカ軍の大半は潰走していた。エドムンド・P・ゲインズ大佐の第25連隊とティモシー・アッパム中佐の舟艇護衛隊が峡谷を暫く持ち堪えたが、ピアソンが左側面に回り込もうと脅しを掛けたので、残っていた部隊も撤退した。暗くなり、天候も嵐のような様相になったため、イギリス軍は前進を止めた。アメリカ軍は混乱したまま舟艇まで引き返し、川の南岸に渡った。 イギリス軍の損失は、モリソンの最初の報告書で戦死22名、傷者148名および不明が9名となっていたが、さらに9名が戦死、不明も4名が増えた。アメリカ軍は3名の士官を含めて多くの傷者が戦場に取り残された。アメリカ軍が再攻撃を掛けて来ることを恐れて、イギリス軍は暫く戦場を離れなかった。赤服が戦場を回って傷者を収容し、一時しのぎの野戦病院に送り込むまで、傷者は寒風の中で何時間も放置されていた。
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交戦
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