にじ‐さいがい【二次災害】
二次災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 15:10 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2017年2月) |
二次災害(にじさいがい)とは、事件・事故・災害が起こった際に、派生して起こる災害のことである。
概当
おおよそ原因(一次災害)と結果(二次災害)に因果関係があれば二次災害に当たるため、その態様は多岐にわたる。具体例は以下になる。
- 豪雨の後の土砂崩れ
- 洪水の後の冠水による感電[1]
- 洪水の後の感染症の蔓延[1]
- 大地震の後の余震[1]
- 大地震の後の火災 - 関東大震災、通電火災など
- 火山噴火や地震の後の土石流や水害 - 宝永大噴火#二次災害など
- 捜索救難活動において、救援部隊や第三者に起きる被害 - 山岳救助活動における二次災害、全日空松山沖墜落事故#二重遭難事故など
原因
二次災害の多くは、確認不足、連絡不足が原因の場合が多い。そのため、災害が起きた際に確認・連絡体制を明確に定めて防止に努めている場合が多い。しかし、不慮の場合もあり防止策は必ずしも正常に機能するとはいえない。また、防止策が二次災害を併発させることもあるので、注意をしなければならない。
二次災害の一例
- 三河島事故
- 品川勝島倉庫爆発火災
- 繁藤災害
- 静岡駅前ゴールデン街ガス爆発事故
- 北炭夕張新炭鉱ガス突出事故
- ダイセル化学堺工場爆発事故
- リガスーパーマーケット屋根崩落事故
- 潜水艇タイタン沈没事故
脚注
- ^ a b c 海外における自然災害リスクと企業の対応 東京海上日動リスクコンサルティング、2017年2月4日閲覧。
関連項目
二次災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 22:56 UTC 版)
噴火により降下した焼け砂は、富士山東側の広い耕地を覆った。農民たちは田畑の復旧を目指し、焼け砂を回収して砂捨て場に廃棄した。砂捨て場の大きな砂山は雨のたびに崩れて河川に流入した。セント・ヘレンズ火山やピナツボ火山での例から推定して、噴火後の10年間で降下火砕物の半分程度が流出したとする研究がある。特に酒匂川流域では流入した大量の火山灰によって河川の川床が上昇し、あちこちに一時的な天然ダムができ水害の起こりやすい状況になった。噴火の翌年の6月21日(8月7日)から翌日に及んだ豪雨で大規模な土石流が発生して、酒匂川の大口堤が決壊し足柄平野を火山灰交じりの濁流で埋め尽くした。これらの田畑の復旧にも火山灰の回収・廃棄作業が必要であった。さらに、足柄平野での土砂氾濫は約100年繰り返された。 噴火から300年以上が経った現在でも、宝永火口の東側斜面ではスコリアや火山灰の二次的な移動が続いている。この現象は主に特に冬季に発生するスラッシュ雪崩、さらにその融解によって発生した土石流よるもので、数年に一度の頻度で山麓の道路や構造物に被害が生じている。
※この「二次災害」の解説は、「宝永大噴火」の解説の一部です。
「二次災害」を含む「宝永大噴火」の記事については、「宝永大噴火」の概要を参照ください。
二次災害と同じ種類の言葉
- 二次災害のページへのリンク