どらま館制作部週間「どらま祭」について
どらま館では2025年2月12日(水)～17日(月)に「どらま祭」と題して、さまざまなワークショップやイベントをまとめて開催します。どらま館noteでは各企画の詳細について紹介しています。「どらま祭」全体については以下のHPをご確認ください。
【演劇公演】『白いウサギ、赤いウサギ』（作：ナシーム・スレイマンプール、訳：關智子）
「一度でも観劇すると二度と演じることはできない!?」スリル溢れる演劇を体感せよ
イラン出身の劇作家、ナシーム・スレイマンプールによる戯曲『白いウサギ、赤いウサギ』を上演いたします。本作は出演俳優が事前にリハーサルを行わず、初見のまま観客の前で演じる「コールド・リーディング」の方式が大きな特徴です。
今回は「どらま祭」の一企画として、制作部の関口真生が公演をプロデュースし、早稲田大学演劇倶楽部OBで劇団スポーツ主宰の内田倭史が俳優を務めます。早稲田演劇の現役学生と卒業生がタッグを組み、一回限りの特別な上演に挑みます。
俳優・内田倭史が挑む「コールド・リーディング」
俳優を務めるのは、劇団スポーツ所属の内田倭史。早稲田大学演劇倶楽部出身で、脚本・演出・俳優として多方面で活躍する傍ら、王子小劇場の職員としての一面も。どらま館の劇場企画『手探りの準備』のメンバーでもあり、大学卒業後も演劇に携わりたい早大生にとって憧れの存在でもあります。そんな内田さんが今回、「一生に一度しか演じられない戯曲」である本作に挑みます。派手な演出や仕掛けを排した素舞台で行われるこの公演は、俳優の真価と対応力を鮮烈に体感できる貴重な機会となります。
学生演劇に新たな風を、翻訳劇の魅力を届けたい
早稲田小劇場どらま館は、学生サークルが多く利用する劇場であるため、海外戯曲が上演される機会は限られています。本公演は、学生がより身近に翻訳劇を体験できる貴重な場を提供します。この機会に学生が授業や書籍での学びを超えて海外戯曲に関心を持ち、創作活動への新たなアイデアを生むきっかけとなることを願っています。また、料金は無料（フリーカンパ制）とし、多くの方に気軽にご来場いただける環境を整えました。
クレジット
作：ナシーム・スレイマンプール Nassim Soleimanpour
1981年生まれ、イラン出身。兵役拒否のため2012年まで自国を出られなかった。現在はドイツ・ベルリン在住。『NASSIM』（F/T18）で来日。『白いウサギ、赤いウサギ』をはじめとした戯曲は、出演俳優がリハーサルを行わず、初見のまま観客の前で演じる「コールド・リーディング」の方式で上演される。
出演：内田倭史
1996年生。大分県出身。俳優・脚本・演出。王子小劇場職員。2016年に劇団スポーツを旗揚げ。“わかっちゃいるけどやめられない“をモットーに創作を行う。俳優としての主な出演作は『福島三部作・第一部 1961年：夜に昇る太陽』や映画『ビューティフルドリーマー』など。
プロデュース：関口真生
2003年生。早稲田大学文化構想学部4年。2022年度より早稲田小劇場どらま館制作部。劇団くるめるシアター37期。その他の活動としては、演劇にまつわることを語る配信「月刊アフタートーク（演劇ネットワークぱちぱちpresents）」、芸術公社インターンなどがある。
訳：關智子
主催：早稲田小劇場どらま館制作部（どらま祭）
初演時製作：Volcano Theatre、Necessary Angel、Wolfgang Hoffmann
ドラマトゥルク：ダニエル・ブルックス、ロス・マンソン
広報協力：早稲田大学 ICC（異文化交流センター）、国際演劇協会 日本センター
日時
2月17日(月) 16:00〜（開場:15:30）
上演時間80分程度
会場
早稲田小劇場どらま館 ２Ｆ劇場
定員
30名
予約
ご予約は〆切りました。当日券は劇場入り口にて、15時30分より若干枚受付いたします。
お問い合わせ先
Eメール：[email protected]（『白いウサギ、赤いウサギ』公演担当宛）
関連サイト
公式ウェブサイト（早稲田小劇場どらま館）：https://www.waseda.jp/culture/dramakan/news-en/7261
作品公式サイト（英語）：https://www.nassimsoleimanpour.com/whiterabbitredrabbit
公式SNS（X）：https://x.com/waseda_dramakan
公式SNS（instagram）：https://www.instagram.com/waseda_dramakan/
