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大手百貨店/9月売上高三越伊勢丹2.4%増、Jフロント6.2%増

2024年10月01日 17:41 / 月次

大手百貨店4社が発表した9月の売上速報によると、三越伊勢丹前年同月比2.4%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)6.2%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)5.8%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)9.5%増だった。

社名 売上高前年同月比
三越伊勢丹 2.4%増
J.フロントリテイリング 6.2%増
H2Oリテイリング 5.8%増
高島屋 9.5%増

三越伊勢丹HD(2024年3月期売上高:5364億円)
伊勢丹新宿本店店頭前年同月比0.7%増、三越日本橋本店店頭2.9%増、三越銀座店12.2%増などで、三越伊勢丹計2.4%増だった。

函館丸井今井7.7%減、仙台三越5.5%減、新潟三越伊勢丹11.3%減、静岡伊勢丹6.4%増、名古屋三越5.1%増、広島三越14.7%減など、国内グループ百貨店計は0.1%増となり、国内百貨店計は1.6%増となっている。伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店を中心に引き続き、高付加価値商品が売り上げをけん引している。両本店・三越銀座店の3店舗共に15カ月連続で2018年度を上回る実績で推移している。

9月後半になり気温が下がると薄手のジャケットやアウターといった秋冬アイテムへの関心の高まりがみられたという。

ラグジュアリーブランド、デザイナーズブランドのハンドバッグ、宝飾、化粧品などが堅調に推移した。

免税売上は前年を超えて推移しており、国内百貨店計(既存店)の全体購買傾向と同様に、ラグジュアリーブランドのハンドバッグ、財布、時計、化粧品など高付加価値商品が好調だという。

J.フロントリテイリング(2024年2月期総額売上高:1兆1519億円)
大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比5.4%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は6.2%増だった。

9月の売上高は、厳しい残暑により秋物ファッションの動きが鈍かったものの、パラソル、スニーカーなどが売り上げを伸ばし、化粧品、宝飾品、ラグジュアリーブランドも引き続き好調に推移した。

店舗別では、15店舗中11店舗が前年実績を上回った。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は、17.7%増(客数52.4%増、客単価22.8%減)となった。

エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(2024年3月期売上高:6574億円)
百貨店事業の全店計の売上高は、前年同月比5.8%増となった。内訳は阪急本店13.1%増、阪神梅田本店18.7%減、支店計5.3%増。

9月に入っても大阪では猛暑日が続き、秋物ファッションの動きは鈍かったものの、阪神梅田本店以外の都心店各店の売上高は前年実績を超え、中でも阪急本店と博多阪急は2ケタの伸びを示した。

阪神梅田本店は、前年の阪神タイガースのリーグ優勝セールの反動もあり実績を下回った。

免税売上高は前年に対して約3割増、阪急本店も約3割増と引き続き好調で、同月の売上高では16カ月連続で過去最高を更新している。

阪急本店は2カ月連続で、前月比過去最高売り上げを更新した。

長引く暑さで婦人ファッションは苦戦したが、後半は回復。化粧品、バッグは2割増と好調だった。

高島屋(2024年2月期営業収益:4661億円)
高島屋各店計は10.0%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた国内百貨店計は9.5%増だった。

店頭売上高7.8%増、免税売上高20.4%増、免税を除いた店頭売上高6.4%増となっている。

店舗別売上高は、大阪店、京都店、日本橋店、横浜店、新宿店、玉川店、大宮店、柏店、EC店、高崎店が前年実績を超えた。

商品別売上高(同社分類)は、紳士服、紳士雑貨、婦人雑貨、特選衣料雑貨、宝飾品、呉服、子供情報ホビー、スポーツ、リビング、食料品、食堂が前年実績を上回っている。

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