価格：

3,100万円 (税込)

面積：

37.80㎡

ヤッホーは山だけのものじゃないはず。こだまは多分返ってこないけど、海に向かって叫んだって良いじゃないか。もしかしたら海の向こうにそびえる富士山から返ってくるかもしれないし。そんなことを考えてしまった物件です。

ここは横須賀市の佐島エリア。鎌倉から国道134号沿いを南下していくと海の色がだんだん変わってくるのがわかります。特に葉山〜秋谷のあたりに入ると、浅い場所では青からエメラルドグリーンになり、更に淡い水色のハワイアンブルーへと変化していきます。海を見下ろす格好で建ち並ぶ個性的な家々を横目に、道をさらに南西へ進むと佐島エリアへ到着します。

さて、マンションのエントランスを入ると、天井まで届きそうなヤシ科のフェニックスロベレニーと巨大なモンステラがお出迎え。モンステラは陽当たりのいい家でよく見かけますが、ここまで大きなサイズな初めてで軽く圧倒されました。

エレベーターで7階まで上がり、玄関ドアを開けると、ダイレクトに海が飛び込んできます。窓まで走って行ってそのままダイブしたくなるような爽快感。撮影の日は少し雲があったものの乾燥して空気が澄んでいたせいか、江ノ島、丹沢山地、富士山が凛とした姿を見せていました。

前面道路は車通りもほとんどなく、聞こえるのはコンクリ防波堤に波が寄せたり引いたりする音だけ。このパノラマを楽しむためだけに訪れる、それくらいの価値はあるんじゃないかと思いました。

部屋は2024年11月に改修が終わり、フローリングだけでなく壁にも木材が使用されて暖かみのあるテイストに。約37.8平米とコンパクトながら、リビングダイニングとベッドルームがルーバーで緩く仕切られ、小さいながらクローゼットもついていて、一人暮らしなら十分だし、海遊びのセカンドハウスとしても楽しく過ごせそうな空間となっています。

ありがたいことに、マンションの近くにはマリーナが2つもあります。普段あまりお目にかかれないような超大型クルーザーがずらりと並ぶ湘南サニーサイドマリーナ、そしてクルーザーヨットが係留されている佐島マリーナハーバー。ここでヨットやクルーザーを所有し、海遊びしにきた時に寝泊まりしたり仲間と団欒するセカンドハウスとしての利用もありかもしれません。

余談ですが、実はこのマンション、鎌倉を舞台にした映画のタイトルシーンにも登場しています。海に近い街で暮らす姉妹の物語です。内見の際にはぜひ現地で答え合わせしてみてください。