東京電力が2月7日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。※2月2日以降、原子炉圧力容器底部の温度上昇の傾向が大きくなった2号機について、原子炉への注水量を増加し、温度の傾向を監視していたが、依然70度前後で高めの値を示していることから、2月7日午前0時19分から午前3時20分にかけて、念のため再臨界防止対策として原子炉へのホウ酸水注入を実施し、午前4時24分、炉心スプレイ系からの注水量を毎時約3.7立方メートルから毎時約6.7立方メートルに変更(給水系からの注水量は毎時約6.8立方メートルで継続中)。現在は約69.6度(2月7日午前11時時点)である。引き続き、傾向監視を行う。なお、2月7日に実施した2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体サンプリングの結果、キセノン135が検出限界値未満であり、再臨界判定基準を下回っていることを確認している。※2月5日午前9時49分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。2月7日午後1時56分、移送を停止。※2月7日午後2時14分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。