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小林よしのり氏、「美味しんぼ」騒動に「『描くな、報じるな』と圧力をかけるのは問題」

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 被ばく描写が問題となっている人気漫画『美味しんぼ』について、漫画家の小林よしのり氏が13日、自身のブログで言及した。

 4月28日発売の「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)23号に掲載された『美味しんぼ』では、主人公・山岡士郎たちが福島第1原発を見学した後、疲労感や鼻血が出る症状を訴えるシーンが描かれて話題となり、さらに12日発売の同誌24号では、東日本大震災のがれきを受け入れた大阪市の住民が健康被害を訴えたとする内容が掲載され、これに対し大阪府と福島県が小学館に対し抗議するなどさらなる物議をかもしている。

 こうした騒動を受け小林氏は、問題の同作を読んでいないことを断った上で、「主人公が福島第一原発の構内を取材した後日、原因不明の鼻血を出すという話らしい。『そんなにすぐ被爆の症状が現れるかな?』とわしは思う。それなら現場の作業員はもっと多数、鼻血出す者がいるはずだが、聞いたことない」と記載内容の信ぴょう性に疑問を呈した。

 ただ、小林氏は騒動となっている鼻血描写の件について、「『風評被害』を起こす危険があるから『描くな、報じるな』という圧力をかけるのはまた問題がある」と、ジャーナリズムの観点から指摘。「低線量被爆の影響が原発ムラによって封殺されているのかもしれないから、守銭奴と権力者と御用学者の洗脳活動には騙されてはいけない」とコメントしている。
《花》
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