Microsoft Officeで業務効率アップ!【第117回】
Wordで写真のサイズをぴったり揃える方法
最近は企画書や提案書などの書類に写真を貼り付けるケースが増えている。ビジネスの資料でもビジュアルにこだわるのは、ごく普通になってきた。そこで、ちょっと困ったことが色々起こってくる。今回はかなり単純だが、意外に困る写真のサイズを揃える方法を紹介しよう。
文/戸田 覚
サイズがばらばらだと見た目がイマイチ
書類に写真を貼り付ける際には、サイズは揃っていた方が見栄えがよくなる。もちろん明確な意図があって大小を付けている場合はまったく問題ない。だが、同じサイズにしようと思って写真を貼り、実は調整が適当でバラバラな大きさだと見栄えがよろしくないのだ。
そんな時に写真のサイズを共通にする方法を紹介しよう。まず写真を複数選択する。Ctrlボタンを押しながら連続でクリックすればいいだろう。
続いて、「図の形式」でサイズを調整すればいいのだ。縦もしくは横のサイズをミリ単位で指定するか、上下の矢印を操作してほどよい大きさに決める。この方法を使えば、縦もしくは横がピタリ同じサイズになる。
縦横が同じではない場合
写真の縦横比が異なる場合には、当たり前だが、同じサイズにはならない。こんなケースでは縦か横を揃えて妥協する。長辺を揃えた方が見栄えがよくなることが多い。
もしくは、トリミングする手もある。トリミングの際も、図のサイズをチェックしながら作業すれば、ほぼ同じ大きさにできる。こだわるならピタリ同じにすればいいが、コンマミリ単位では違いがあっても見た目ではわからないはずだ。
写真の大きさ調整は手動で行うと、時間をかけてもなかなかビシッと決まらない。直接サイズで指定する方法を知っておくと時短にもなるはずだ。
筆者プロフィール:戸田 覚
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。