経緯
あけましておめでとうございます🎍 以前こちらの記事を投稿しました
要約すると
- Apple側のアップデートにより、2023/8/14以降にAppStoreConnectへ送信されたアプリは、内部的なレシートはSHA-256中間証明書で署名されるようになる
- アプリのローカルでレシート検証をする場合は、課金ライブラリも以前のSHA-1ではなくSHA-256を前提とした検証処理に対応する必要がある
- UnityIAPを使用している場合は、4.9.4以降のバージョンにアップデートする必要がある というものでした。
そのときの開発者のとるべきアクションのフローチャートは以下でした。
しかし2025-01-03頃にAppStoreConnectにログインすると、以下の通知が表示されました
App Storeのレシート署名に使用されるSHA-1中間証明書の有効期限は2025年1月24日に切れます。デバイス上でレシートの検証を行うアプリについては、SHA-256アルゴリズムへのサポートを実装してください。
つまり2025/1/24以降は上のフローチャートでいうところの「急ぎの対応は不要」の期限がきてしまうということですね。
Appleの一次情報も置いておきます。 https://developer.apple.com/documentation/technotes/tn3138-handling-app-store-receipt-signing-certificate-changes
対応
やることとしては前回の記事と変わらずで
- UnityIAPの最新版にアップデートをする
だけで大丈夫かと思います。
「だけ」と言いつつ数年ぶりに開くプロジェクトだとライブラリを一つアップデートしたいだけなのにUnity本体のアップデートが必要だったりそれに伴って更に他のライブラリやアセットの更新も必要…のような連鎖が起きてしまうかと思いますが、まだ3週間あるのでがんばっていきましょう...!
以上、アプリのレシートのローカル検証をしていてかつUnityIAPv4.9.3以前をお使いの開発者の方はご注意を!という記事でした。
今年もよろしくお願いいたします。