「Grafana」にコマンドインジェクションとLFIの脆弱性
Grafana Labsが開発するオープンソースのデータ可視化ツール「Grafana」において、試験的に導入されている機能に脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。
ユーザーが「SQL Expressions機能」を有効化している場合に、コマンドインジェクションやローカルファイルインクルージョン(LFI)が可能となる脆弱性「CVE-2024-9264」が明らかとなったもの。
「duckdb」が導入されている環境において、クエリのサニタイズが十分行われていないことに起因し、「VIEWER」以上の権限を持つユーザーによって悪用されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、「CVSSv4.0」のスコアは「9.4」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームは脆弱性を修正した「同11.2.2+security-01」「同11.2.1+security-01」「同11.1.7+security-01」「同11.1.6+security-01」「同11.0.6+security-01」「同11.0.5+security-01」を提供しており、利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/10/21 )
ツイート
PR
関連記事
大量データ送付で一時障害、マルウェア感染は確認されず - JAL
保守監視用VPN経由で不正アクセス、情報が流出 - フジクラ
NICT、15歳以下を対象としたセキュリティアイデアコンテスト
試験合格書類を誤って両面印刷、裏面に別人情報 - 長野県下水道公社
中学校教諭が個人情報含む私物USBメモリを商業施設で紛失 - 刈谷市
閉院したクリニックのインフル予防接種予診票が福島市内で散乱
「VPN脆弱性」以外の侵入経路もお忘れなく - 水飲み場攻撃など健在
「Apache Hive」「Apache Spark」に署名漏洩の脆弱性
D-Link製の一部ルータ製品に脆弱性 - WAN側にも存在
Cisco ASAに脆弱性、悪用も確認 - 早急に更新を