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事故現場の「証拠」映像、沖縄県議会で玉城知事支持派が閲覧拒否 辺野古抗議事故

※産経新聞が入手した事故現場の映像。プライバシー保護のため一部加工しています

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故を巡り、現場の安全対策を検討している沖縄県議会の土木環境委員会で、玉城デニー知事を支持する県政与党会派が事故当時の状況を捉えたカメラ映像の閲覧を拒否したことが明らかになった。保守系の県議からは「県民の不信を招きかねない」との声が上がっている。

事故は6月28日、辺野古移設工事に使う土砂を搬出する名護市安和(あわ)の桟橋前の路上で発生。桟橋から左折して国道に出ようとしたダンプカーが、同市の男性警備員=当時(47)=と抗議活動中の70代の女性に衝突。警備員は死亡し、女性は重傷を負った。

産経新聞が政府関係者から入手した映像には、別の抗議者に対応していた警備員の後方から足早に近づいてきた女性が、国道に向かって徐行するダンプカーの前に出る様子が映っていた。

ダンプカーの前に出た女性を後ろから抱えるようにしてかばい、守る警備員。この後、2人はダンプに巻き込まれる
ダンプカーの前に出た女性を後ろから抱えるようにしてかばい、守る警備員。この後、2人はダンプに巻き込まれる

議会事務局によると、カメラ映像は11日午後、土木環境委員会で非公開で閲覧された。閲覧した委員によると、産経新聞が入手した映像と同様とみられる。ただ12人の委員のうち玉城知事を支持する県政与党会派の委員が閲覧を拒否して退席。残る7人で閲覧した。

閲覧した県議は17日、産経新聞の取材に応じ「誰がどう見ても動いているダンプカーの前に女性が行っており、危険な行為に感じた。今後はこうした抗議の在り方も見直すべきだ」と話し、「事実関係を調査するための映像をなぜ見ないのか」などと疑問視した。

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