【台北=田中靖人】トランプ米政権で大統領首席補佐官を務めたプリーバス氏が13日、台北で講演し、トランプ大統領とのつきあい方は、安倍晋三首相が「すばらしい例だ」と説いた。
プリーバス氏は、トランプ氏は「周囲に左右されず自ら発言し行動する」と指摘。「行動まで手順を踏むのを嫌う」直裁的な性格だとした。これに対し、安倍氏は大統領就任を待たず「ニューヨークまでクラブを持ってきてゴルフに行こうと誘った」と述べ、昨年11月の会談で「前向きな関係を築いた」と振り返った。その上で、トランプ政権に影響を及ぼすには「大統領か周辺の人物にフィルターを通さず話すことだ」と助言した。