唐津市材木町の民家で起きた強盗事件。現場は市の中心部で、多くの捜査員が駆け付けて一時騒然とした。地元では暴力団関係者の住宅で知られていて、住民からは事件発生を受けて不安の声も聞かれた。
現場周辺では「暴力追放宣言の町」と書かれたステッカーや看板が街頭に掲示されている。暴力団関係者が町内に住居を構えることに反対して掲げられたという。50代男性は「わざわざあの家に強盗が入るだろうか。暴力団の抗争ではないだろうか。心配だから警察には町にいてほしい」と語った。80代女性は「あの家があれば、何もないわけがないと思っていた」と話した。
強盗事件の男は住人に包丁を突き付けて脅しており、逃走したまま学校の児童生徒の帰宅時間を迎えた。市教育委員会は全ての市立小中学校に登下校時の注意喚起や対策、必要に応じてメールで保護者に注意喚起するように指示した。現場周辺では、教諭と帰路に就く児童の姿が見られた。