「ゾンビランドサガ」ご当地ナンバープレートの交付を受ける人(手前)=基山町役場

全20市町の「ゾンビランドサガ」ご当地ナンバープレート(C)ゾンビランドサガ製作委員会(C)ゾンビランドサガリベンジ製作委員会

 佐賀県を舞台としたオリジナルテレビアニメ「ゾンビランドサガ」のご当地ナンバープレートを県内全20市町で交付するプロジェクトで、最終の第6弾となる基山、上峰、太良の3町が10日、交付を始めた。今回で全20市町が対象となった。早速交付を受けた人は「かわいい」とめで、町のPRにも期待をかけた。

 基山町では朝8時半から受け付けを開始。夫婦で作品のファンで、町のマスコットキャラクター「きやまん」のプレートから交換した50代女性は「作品に出てくる地域は県内全て回った。(プレートは)個人でできる町のPR。見た人が基山に行ってみようと思うきっかけになれば」と期待した。

 作中のアイドル「フランシュシュ」のメンバーに加え、各市町の名所や特産品が描かれている。第6弾の3町は、大興善寺のツツジ(基山町)、トレイルラン大会「つばきの森トレイル」(上峰町)、たらみかん農園(太良町)をデザインした。

 プレートの交付は佐賀、唐津、伊万里の3市を皮切りに2021年10月に始まった。各市町に定置場がある排気量50cc以下のミニバイク(原付一種、白色ナンバー)登録者のうち、希望者が対象。

 アニメは、ゾンビとなってよみがえった少女たちが、佐賀を救うアイドルとして活躍する物語。18年に放送されて人気を博し、21年には続編「ゾンビランドサガ リベンジ」が放送された。映画化も発表されている。(志垣直哉)