自動車などのエンジンに使う滑り軸受け製造最大手の大同メタル工業(名古屋市)は、武雄市北方町の同社佐賀工場敷地内に洋上風力発電など風車技術を研究する実験棟を完成させ3日、竣工式を行った。今後、滑り軸受け製造で培った技術で、洋上風力発電の軸受け開発に取り組む。

 同社は2022年からNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援を受け、佐賀大、産総研(産業技術総合研究所)と協力して、風力発電の主軸受けの「滑り軸受け化」に取り組んでいる。