皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
私たちNTT DATAは、2023年7月より、持株会社、国内事業会社、海外事業会社の3社体制に移行いたしました。グローバル戦略とガバナンスを統括する持株会社「株式会社NTTデータグループ」のもと、「株式会社NTTデータ」は、国内事業会社として国内マーケットを中心に事業展開を図っています。
近年、企業を取り巻く環境は大きく変化し、先行きが見通しにくい状況が続いています。DXを支える技術も日々進化し続けており、クラウドやSaaSサービスの高度化、データ活用や生成AIを含むAIテクノロジーなど、次々と現れる新しい技術をいかにビジネスに適用していくかも新たなチャレンジとなっているのではないでしょうか。私たちは、お客さまビジネスを正しく理解した上で、これら環境の変化、技術の変化に迅速に対応し、お客さまの「成果」の実現にこだわっていきたいと考えております。
その実現に向けては、社会の未来を構想するコンサルティング力と、構想を実現するためのエンジニアリング力、このふたつの力をしっかりと強化していくことが重要です。そして、自社の組織能力向上に加えて、M＆Aや戦略的な提携等についても積極的に推進し、お客さまの「成果」実現に向けての対応力を高めてまいります。
何よりこれらの戦略を支えるのは、「人財」だと考えています。NTT DATA自身が変革し進化し続けるため、一人一人の社員がいきいきと力を発揮できる「Best Place to Work」の実現をめざします。
NTT DATAは、前身である電電公社データ通信本部の時代から日本の社会を支えるさまざまなしくみをつくり、動かし続けてきました。今後もIT技術で日本の産業発展をしっかりと支えるとともに、より豊かで調和のとれた社会の実現に向けて取り組んでまいります。
引き続き温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社NTTデータ
代表取締役社長
佐々木 裕