23年世界選手権代表の渡辺倫果(22=三和建装/法政大)が、自己ベストの合計213・36点で優勝した。
首位だったショートプログラム(SP)に続き、フリーでも1位の137・50点をマークした。
SPで成功させた大技トリプルアクセル(3回転半)こそ転倒となったが、その後は全てのジャンプを着氷。表現面などを示す演技構成点(PCS)でも全体1位の65・94点とした。
26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)のプレシーズンにあたる今季は、GPシリーズ第1戦スケートアメリカで2位、同第6戦中国杯で5位となり、全日本選手権では7位。4大陸選手権(19~23日)と世界選手権(3月24~30日)の代表入りを逃した中、シーズン終盤の国際舞台で存在感を示した。
2位は合計201・60点で住吉りをん(21=オリエンタルバイオ/明治大)、3位は合計198・46点で山下真瑚(22=中京大)が入り、日本勢が表彰台を独占した。
3人が出場した男子は15日にフリーが行われ、三宅星南(22=関空スケート)が合計208・37点で優勝した。