巨人・大勢「危ないセットアッパー起用」…レジェンドは負担増を指摘「抑えよりしんどかった」
「個人の意見としては九回に投げたい。一から取りにいく」
巨人の大勢(25)が昨5日、都内のホテルで行われたトークイベントに参加。書き初めのコーナーで2025年の抱負として「一」を書いた。
昨季までの3年間で80セーブをマークしているものの、今季は中日から通算166セーブの絶対的守護神のライデル・マルティネス(28)が「4年50億円」で加入。阿部監督はこの新助っ人を九回、大勢を八回に回す構想を明かしているが、大勢は4日に参加した地元・兵庫でのトークショーでも「モヤモヤした」と吐露したばかりだ。守護神の座を譲るつもりは毛頭なく、冒頭の“宣戦布告”である。
昨季は5月に右肩を痛め、約2カ月間もの長期離脱を強いられた。八回のセットアッパーと九回のクローザーでは「クローザーの方が心身の負担は大きい」といわれる。その点では故障歴のある大勢にとってプラスに働きそうだが、実際はどうなのか。
ロッテ時代に「幕張の防波堤」の異名で通算228セーブを挙げ、インディアンス時代にはセットアッパーを務めた小林雅英氏が「八回の場合、味方の攻撃が1回か2回残されているという安心感はある。九回の方が大変だと思われがちですが……」とこう続ける。