イベント / EVENT
2023年度 軽井沢土曜懇話会
国際高等セミナーハウス(軽井沢)での、著名な講師による多様なテーマの公開講演会です。
参加費 | 無料 |
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会場 | 長野県北佐久郡軽井沢町 大字軽井沢字長倉往還南原1052-471 国立情報学研究所 国際高等セミナーハウス ※軽井沢駅よりタクシーで約5分 ※駐車場は大変せまいため、タクシー等でご来場くださいますようお願いいたします。 |
定員 | 40名 ※定員に達し次第締め切ります。 |
注意事項 | 参加者はマスクの着用をお願いいたします。 講演後の懇談会は行いません。 会場には飲み物の自販機はございません。 |
主催 | 国立情報学研究所 |
後援 | 軽井沢町 |
開催プログラム
第1回: 2023年6月24日(土)
科学技術リテラシーを考える視点:理科の時間には習わない科学の見方
講演時間:14時15分〜15時30分 ※質疑応答含む
受付開始:14時00分
講師:小林 傳司(大阪大学 名誉教授、社会技術研究開発センター長)
科学技術は現代社会にとって必要不可欠な存在になっています。およそ身の回りに科学技術の加工を施されていないものはほとんどないという、きわめて人工的な環境にわれわれは暮らしています。しかしこのような環境は地球上のほんの一部に(とはいっても拡大を続けていますが)、ここ数十年の間に出現したものです。
また、科学技術の専門家も人類の歴史において珍しい存在です。ひたすら新しい知識を生み出すことだけを仕事とする集団が出現したのは19世紀後半のことです。しかしその集団が生み出す知識や技術は世界に驚くべき変化をもたらしてきました。
現代人はこのような世界において、どのように科学技術と付き合えばいいのでしょうか。いくつかの歴史的事例や現代の諸問題を素材に、「科学的」とはどういうことか、「理系」と文系」という区別の意味は何か、あるいはその「光と影」をどう見るかについて議論してみたいと思います。例えば、コロナ(Covid19)の問題も例に取り上げてみたいと思います。
第2回: 2023年7月8日(土)
生物はなぜ老い、そして死ぬのか
講演時間:14時15分〜15時30分 ※質疑応答含む
受付開始:14時00分
講師:小林 武彦(東京大学 定量生命科学研究所教授)
生物学でわからないことがあると、その進化について考えます。理由は、物理現象や化学反応と違い、生物は進化によってつくられたからです。その大元を辿れば何かわかるのではないかという発想です。生物はなぜ老いそして死のか?という疑問についても同様です。全ての生物は必ず死ぬので、かなり大昔のご先祖様から受け継いだ性質だと考えられます。また死の前に訪れる「老い」については、ヒトと他の生きものではかなり違うので、こちらはヒト特有のものかも知れません。
本セミナーでは生命の起源まで遡って、「老い」と「死」の存在意味を考えてみます。
第3回: 2023年9月9日(土)
ベートーヴェンはお好きですか?
講演時間:14時00分〜15時45分 ※質疑応答含む
講師:村上陽一郎(東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授)
岡田知子(ピアニスト)
殆ど神聖化して崇められてきたベートーヴェン、家庭的にも恵まれず、致命的な耳の病に侵され、一時は遺書まで書いた。その苦悩を超えて「歓喜に至れ」。彼の生き方自体が、「楽聖」の名に相応しい。そしてシューマンが「僕らは皆ベートーヴェンの遺産で暮らしている」と嘆いたほど、音楽というジャンルを、それ自体が価値あるもとした稀有の音楽家。
一方では、神聖化の要素とされてきた様々なエピソードが、実は弟子筋の人々の捏造だ、という暴露が、ベートーヴェン研究のなかで、1960年代以降に進んで、神の位置から「人間」へ、という流れが生まれ、彼の音楽そのものへの、感性的な隔たりを持つ人々とも相まって、虚像破壊も盛ん。
ドイツで長く音楽活動を送られたピアニスト岡田知子さんと語りながら、令和の今日、ベートーヴェンとは何かを、会場の方々とご一緒に考えてみたい。
過去の開催情報
刊行物について
「軽井沢土曜懇話会講演集 知と美のハーモニー」
「軽井沢土曜懇話会」におけるさまざまなジャンルの講演内容を単行書にまとめた講演集です。
都道府県立図書館、政令指定都市の図書館に寄贈しています。(非売品)
軽井沢土曜懇話会とは(ダイジェスト動画)
お問合せ先
国立情報学研究所 総務部 企画課 広報チーム
〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
TEL:03-4212-2145
kouhou(a)nii.ac.jp ※(a)の部分を@に置き換えて送信してください。
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