プロジェクトマネジメント強化サービス
SIerとして培ったプロジェクト管理ノウハウを生かした
「プロジェクトマネジメント強化サービス」を発売します。
サービス提供の狙い
情報システムの構築プロジェクトにおいては、生産手順、技法、ツール等を用いてシステム生産管理(工程管理等)することが重要です。また、構築の途中で品質を定量的に確認/評価し、必要に応じて対策を実施することも重要となります。
一方現場では、「プロジェクト計画に抜けや漏れがないか不安」「プロジェクトに遅れが発生したが、復旧・対策が上手くいかない」「プロジェクトデータを蓄積して活用したい」「マネジメント出来る要員がいない、不足している」等、プロジェクト推進に関する悩みや課題が数多くあります。
当社では、システム生産手順「SPRINGAM」(※1)を用いて、20年以上に渡り幅広い業種で、プロジェクト計画から設計、構築、保守、運用までワンストップでサービスを提供して参りました。本支援サービスでは、これまで経験し蓄積した知見やノウハウをもって、お客様のプロジェクト管理を支援します。最終的には、お客様ご自身でプロジェクトマネジメントが行えるよう、プロジェクト管理手法の確立と標準化を図って参ります。
また、現在機械学習などのAIを活用したプロジェクト崩れ予測検知(※2)や、統計解析による要因分析にも取り組んでおり、今後サービス提供を検討して参ります。
※1 「SPRINGAM」とは、当社の生産標準で、システム生産に関する手順やノウハウが整備されています。
※2 特許出願中。
SPRINGAMとは
システム生産に関する標準プロセスを全12ステップに分けられたウォーターフォール型の開発プロセス
SPRINGAMの対象エリアの詳細
コンセプト
お客様へプロジェクトマネジメントの「仕組み作り」と「定着」を実現
- SPRINGAM(PMBOK準拠)に沿った手法を提供します。
- お客様・プロジェクト固有性を踏まえた管理プロセスのテーラリングや指導を行います。
- プロジェクトマネジメントの経験やノウハウに立脚したサービスを行います。
- 客観的にプロジェクトを支援・評価する品質保証(Quality Assurance)の立ち位置で行います。
特長
1.プロジェクト管理の計画策定
- ドキュメントレビュー方針、テスト計画、不具合管理等の早期策定を支援します。
- レビュー誤り指摘率、テスト密度、誤り検出率等、基準となる品質指標の策定を支援します。
- 当社のプロジェクト管理支援ツールを無償提供し、お客様のプロジェクトに合ったツールを提案します。
- プロジェクト進捗管理表の作成代行も可能です。※
2.ドキュメント管理手法の確立
- プロジェクト計画に従い、レビュー結果の分析を支援します。
- フェーズ完了判定で、プロセス実行状況の点検を支援します。
- 品質評価報告書の作成代行も可能です。
3.テスト管理手法の確立
- テスト実施状況、テスト結果の点検・レビューを支援します。
- 不具合管理状況、不具合の傾向・弱点分析等の点検・レビューを支援します。
- フェーズ完了判定で、プロセス実行状況の点検を行います。
- 品質評価報告書の作成代行も可能です。
4.プロジェクト管理モニタリング手法の確立
- マネジメント運用の運用定着をモニタリングします。
- 稼働状況の確認、稼働後の不具合を分析し、課題を抽出します。
- 振り返り分析結果等、データ蓄積の実施、成功事例を次プロジェクトや他プロジェクトへフィードバックを支援します。
- プロジェクト進捗管理表の作成代行も可能です。※
5.マネジメント要員の育成
- 当社プロジェクト生産手順や標準様式や事例を紹介し、
プロジェクトマネジメントの管理方法やプロジェクトへの適用をアドバイスします。
※使用するプロジェクト管理ツールによっては、当社で対応できない場合があります。
サービス全体像
プロジェクト ライフサイクルに応じた5つのサービスを構成
※プロジェクト進捗管理表や品質評価報告書の作成代行も可能
サービス運用の流れ
共有ファイルサーバを利用した、円滑な支援サービスを提供
<お客様>
- プロジェクト管理資料、成果物の展開(アップロード)
- レビュー結果の確認、標準様式、管理ツール等の利用(ダウンロード)
<当社>
- 客観的に品質保証(QA)支援し、プロジェクト管理資料を作成代行及び評価(アップロード)
- 管理プロセスのテーラリングや指導(アップロード、オンライン会議)
- 標準様式、管理ツール、マネジメントノウハウ、事例の提供(アップロード)
サービスメニュー
サービス適用プロジェクト条件
- 情報システム開発(業務アプリケーション、業務基盤、ネットワーク、セキュリティ、音声・映像等)
- プロジェクト期間:半年以上(推奨:ある程度期間が長い方が有効)
提供価格
- お客様のニーズに合わせてサービスを選択できますので、担当営業にてご相談ください。
凡例 ○:必須 △:選択 -:不要
サービス内訳 | 初月 | 2ヶ月目以降 |
---|---|---|
①プロジェクト管理の計画策定 | ○ | - |
②ドキュメント管理手法の確立 | △ | △ |
③テスト管理手法の確立 | △ | △ |
④プロジェクト管理モニタリング手法の確立 | △ | △ |
⑤プロジェクト要員の育成 | ○ | ○ |
サービス支援ツール
支援ツールの提供
プロジェクト運用に際し、コスト管理、進捗管理、品質管理等の「QCD」を支援するツールを無償提供
- EXCELベースなので導入が容易です。
- ツールを利用することでプロジェクト管理作業を効率的に実践できます。
- 品質データを蓄積することで、他のプロジェクトへフィードバックが可能です。
支援ツールの紹介
商談見立て
商談引合いから提案方針検討、社内の見積審査まで、商談の進展状況に応じて利用可能
局面完了審査
プロジェクト計画時に、局面開始/完了評価の実施計画を立案
プロジェクトの特性に応じた、局面選択、基準選択策定を計画
プロジェクト診断
リスク顕在化やプロジェクト崩れの予兆があるプロジェクトに対し、診断を実施
「予防」、プロジェクトの「モニタリング」により悪化/改善の傾向や課題対策の効果を経過診断
その他支援ツール
ツール名 | ツール内容 | |
---|---|---|
工程管理 | 工程表作成 | 設計段階からテスト段階における工程管理を行い、WBSの進み遅れを稲妻進捗線による工程表で表示するツールです。 |
工程管理(製作編) | ソフトウェア開発段階における「プログラム単位の成果物」の定量的な進捗管理を支援するツールです。 | |
工程管理(試験編) | テスト段階における「テスト消化項目」の進捗データと「障害連絡一覧」の障害発生-処置の障害データの両方の視点から、テスト段階の進捗管理を支援します。 | |
成果物管理 | ZONE de 評価レビュー編※ | ドキュメント毎のレビュー密度(レビュー時間/レビュー対象頁数)とレビュー誤り検出率(誤り件数/レビュー対象頁数)からドキュメントの残存誤りの予測と弱点ドキュメントの特定を行います。 |
ZONE de 評価試験編※ | ソフトウェア毎のテスト密度(テスト項目数/テスト対象量規模KL)と誤り検出率(誤り件数/テスト対象量規模KL)に基づいて、ソフトウェアの残存誤りの予測と弱点プロダクトの特定を行います。 | |
障害分析ツール | 障害管理業務で活用する管理帳票類を充実することでテストの状況把握や信頼性評価、及び分析を様々な視点から実施できます。 | |
信頼性成長曲線作成ツール | 横軸(日数/テスト項目)、縦軸(誤り件数)の2種類のパラメータを入力するだけで簡単にゴンペルツ曲線を作成します。 |