英ガーディアン紙の記事で、Tim Adams氏は、グループ内外での定期的なコミュニケーションが成功を増大させる理由について調べました。Adams氏は、英サウスハンプトン大学のAlistair Shepherd氏の研究を引用し、下記のように述べています。
データを分析すると、チームの成功はメンバーの経験や教育・性別・性格はほぼ関係なく、1つの要因と密接に関係していることが分かりました。それは「全員がお互いと話すか」ということです。
理想的にはこれは活発で短い会話で、しっかり聞いている姿勢が伝わり、信頼が深まるような会話です。反対に、長いスピーチの多くは好ましくない結果と相関関係がありました。また、クリエイティブなグループの場合、成功をもたらした要因の1つは、グループ以外の人々ともたくさん話しているか、ということでした。
マサチューセッツ工科大(MIT)のメディア芸術科学の専門家であるAlex Pentland氏は次のように述べています。
高い成果を出したグループと、低い成果しか出なかったグループを調べてみると、約40%の原因は、「メンバーがお互い話しているか」と「グループ外の人と話しているか」という要素に関わるものでした。
グループの成功に関連性が高かった要素は、質の高い会話が公式なミーティング以外の場所で起きていること、でした。
フリーランスの場合でも、顧客に対して短い文章で会話することで強い効果が見られるでしょう。研究によると、第三者からの視点に耳を傾けるために自分の分野やグループ以外の人との定期的なコミュニケーションをはかるべきだと提案しています。もし言いたいことを簡潔に伝えられないなら、あなた自身も完全には理解できていない、ということかもしれません。
Talk to Your Team (but Make It Quick)|99u
Tanner Christensen(訳:Conyac)
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