が、暗号化についての研究をしている博士課程の学生がWPA標準に対しても「何の警戒もしていないWi-Fiクライアントへでたらめなデータを送りつける」ことによりWi-Fiセキュリティを開放させ、あらゆるハッキングに対してネットワークを開放してしまう手法があることを発見。なんてこったい、という感じなのですが、このWPAハッキングに対しては簡単に出来るWi-Fiセキュリティ対策がありますので、それをご紹介しますね。
ルータへログインし、暗号コードのTKIP(Temporal Key Integrity Protocol)をOFFにし、AES(Advanced Encryption System)のみを使用。前述したハックが使用できるプロトコルはTKIPのみなので、AESのみを使用することでWi-Fiネットワークのセキュリティは再び安全な状態に。この設定自体は超簡単なので問題が起こらないようにあらかじめこの設定をしておくことをオススメしますよ。
Battered, but not broken: understanding the WPA crack [Ars Technica]
WPA Wi-Fi Security Gets Cracked; Your Network is No Longer Secure [Gizmodo]
Adam Pash(原文/まいるす・ゑびす)
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