「作家みたいにホテルに缶詰めにされて、編集者からひっきりなしに電話かかってきたら、こんなおいらだって書きますわい。ええ、書きますとも」と、思ったことのある物書きストの方々。
大切なのは、直木賞受賞の後のコメントを考える事ではなく、とりあえずPCに向かって言葉をパチパチと紡いでいく作業なのですぞ、という初心忘れるべからずなアプローチに基づいて、ジェフ・プリンティという方が『Write-Or-Die』というラディカルな名前の付いたWebツールを開発してくれました。時間制限と言葉数を決めたら「Write」をクリック、時間制限内にノルマを達しない場合は編集者のごとく叱咤激励(?)してくれます。
叱咤激励のレベルも選択可能で、「Gentle」モードにしておくと、筆が止まってしばらく経つとメッセージをポップアップ。「Normal」だと音声を出力。「Kamikaze」モードにするとある一定の時間経過後はテキストの最後の部分からどんどん消していってしまうというスパルタぶり。「Electric Shock」モードというのもしゃれがきいてますな(選択はできませぬ)。
テキストを入力してウィンドウを閉じる際にはテキストをクリップボードへコピーするかどうかを聞いてきてくれますので、苦労して生み出した文章が水の泡になる可能性も低くなっております。
ちなみにWordカウント機能は日本語では対応していませんが、時間制限機能だけなら使えますし、「Kamikaze」モードも使えますので、文章を書く方はもちろんのことブレインストーミング時のフリーライティング(ある一定の時間テーマを決めてそれに関することを書き続けるエクササイズ)なんかに使ってみては?
『Write or Die』の名前みたいに文章やめますか? それとも人間やめますか? というと大袈裟ですけど、生みの苦しみあっての作品ですからねぇ。
Write or Die [Dr. Wicked via MakeUseOf.com]
Kevin Purdy(原文/まいるす・ゑびす)
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