2024年1月4日

皆さんと共に2023年を駆け抜け、新しいローソンへの成長を実感し、「当たり前」の正月を迎えたことに大きな喜びを感じていました。それも束の間、元日の夕刻に「令和6年能登半島地震」が発生しました。まずは、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

大きな震災や事故が続いています。こういう時こそ地に足をつけて私たちにできることや、やるべきことを一つ一つ実行していきましょう。

今回の震災においても、私たちのDNAを再確認しました。みんなの役に立ちたいチャレンジャーであることです。発生直後から即対策本部を立ち上げ、安否確認の後、どうやってマチの皆さんに安心を届けられるか、取引先の皆さんの多大なるサポートを得て、関係者全員で尽力いただいています。全ての皆さんに心からの敬意と感謝を申し上げます。

私たちコンビニはインフラとして、被災地においては店舗がオープンしている事がマチの安心の第一歩となります。また、店舗に商品があること自体がマチの安心につながります。「当たり前の日常」をいち早く被災地のマチに届けましょう。今日から応援チームが被災地に入ります。引き続き安全確保の上、全力での対応をお願いします。

2024年が始まりました。世界選挙イヤーであり、またパリオリンピック・パラリンピックも開催され、生成AIを始めとするTechが更に進化していきます。変化に次ぐ変化を遂げる年になると思います。

私たちローソンにおいても、「ローソンチャレンジ2025」で掲げる目標「レコメンドNo.1」に向かって勝負をかける年になります。

世界最速のデリバリー事業、名付けてQEC（Quickest Electronic Commerce）への挑戦です。3月から店舗リアル在庫がタイムリーにお客様のスマホと繋がり、欲しいものが最短15分で手元に届くサービスを展開します。これまで積み上げてきた強いリアルのお店にQECを装備し、お客様にとっての新しい便利を提供していく。「Real Tech Convenience Lawson Group」へ大きく変化していきましょう。そして、リアル小売業を超えたReal Tech Retail業界を新しく創り上げ、加盟店利益、本部利益ともに次元を変えていきたいと思います。

さらに、SDGsにおいてもマチを幸せにするためにトップランナーを目指します。皆がお互いの価値を認め合い、リスペクトし合え、地球にも貢献する。そして、Techによって生産性を向上させ、新しい業態を創造する。今年の干支は「甲辰」です。サステナブルにローソンを成長させ、加盟店さんと共に新しいローソングループを創造する大きなチャレンジに向かっていきましょう。

2024年1月4日　（年始朝礼挨拶要旨）

株式会社ローソン　代表取締役 社長　竹増 貞信