国際中国の海運大手コスコ・シッピングは17日、12月2日から6日にかけてロンドンで開催された第109回IMO海事安全委員会において提出した5つの提案が全て承認された発表した。
情報提供を目的とした3件の提案は、IMO事務局により審査され公開が決定された。具体的には、「交換可能なリチウムイオン電池コンテナ技術の適用と展望」、「低速エンジンベンチでの安全利用を目的としたFAME型海洋バイオ燃料の開発プロジェクト」、「FAME型バイオ燃料の混合比が熱量値および動粘度特性に与える影響に関する研究」である。
さらに2件の提案、「交換可能なリチウムイオン電池コンテナの安全利用のためのIMO規則の改正および新規規則の策定」および「MASS CODE(海上自律運航船規則)の概念的運用枠組みの予備的な統合」が採択された。
これらの提案は、海洋リチウム電池技術の国際的な安全利用を促進する基盤を提供するとともに、自律運航船舶の実施計画を強化するための手引きとして機能する見込み。特にFAME型海洋バイオ燃料の研究は、脱炭素化を目指す海運業界において、環境に配慮した新エネルギーソリューションの導入を後押しする重要なもの。
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