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ニデックが牧野フライスにTOB提案

2024年12月27日 (金)

M&A大手部品メーカーのニデック(京都市南区)は27日、工作機械大手の牧野フライス製作所(東京都目黒区)に対し、株式の公開買い付け(TOB)を提案すると発表した。来年4月からTOBを開始する予定で、1株1万1000円で自己保有分を除く全株式を取得し、完全子会社化を目指す。協議の透明性を確保するため、事前の提案は行っていないといい、同日、提案内容を記した意向表明書を牧野フライスに提出する。同社は、提案に賛同を得られなくてもTOBを実施するとしており、牧野フライス側の対応が注目される。

ニデックは積極的なM&Aで事業を拡大しており、2021年以降、工作機械事業を新しい事業の柱と位置づけ、三菱重工工作機械(現ニデックマシンツール)やOKK(現ニデックオーケーケー)などを買収。昨年はTAKISAWAを、賛同を得ないまま敵対的TOBで完全子会社化した。

牧野フライスについては、「非常に高度な加工技術力をベースにマシニングセンター市場で確固たる地位を築いている」と評価し、互いの技術や専門的知識を共有すれば、新製品の開発速度を上げ、事業の幅を広げられるなどとしている。

今後、同社は提案内容について牧野フライスと協議を進める一方、必要な手続きを進め、来年4月4日にTOBを開始する予定。買い付け数の下限は自己保有分を除く発行済み株式の50%にあたる1169万4400株で、上限は設けない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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