調査・データ米市場調査会社Panorama Data Insights(パノラマデータインサイト)は21日、世界の物流自動化市場は2023年から32年までの間に2.5倍の1682億ドルの規模に成長するとの予測を公表した。
同社によると、23年の同市場の規模は674億ドルで、今後32年まで年平均10.7%の成長を続ける。
電子商取引(EC)の急激な成長が物流分野での自動化を後押ししており、スマートフォンの普及と高速インターネットの普及でECプラットフォームでは、先進的な物流システムの導入が急務となっている。たとえば、米国では2022年第2四半期だけでEC売上高が2573億ドルに達し、インドでは17年の385億米ドルから、26年には2000億ドル規模に成長するとみられている。
一方で、自動化システムの導入には多額の費用が必要で、初期投資が収益性を損ない、企業にとっては経営上のリスクとなる可能性がある。
地域別にみると、アジア太平洋地域は急速な経済発展とEC産業の活況に牽引され、今後10年間で最も高い成長率になるとみられる。特にインドや中国は、技術革新などによって物流の自動化に対する需要が高まっており、重要な国際的な物流の拠点としての存在感を示しつつある。
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