国際国際海事機関(IMO)は30日、ロンドン本部で第1回「風力推進技術」円卓会議を開催した。この会議は、低炭素海運を支援する世界産業連盟(Low Carbon GIA、ローカーボンGIA)主催で行われた。
同会議では、風力を海運のエネルギー源として活用し、脱炭素化を促進するための機会と課題が議論された。これにより、海運業界が2023年のIMO GHG戦略で定められた温室効果ガス(GHG)削減目標を達成することが可能となる。
現在、風力を利用する技術(凧、硬翼、ローター、軟帆、吸引翼など)が開発され、貨物船への搭載が進められている。しかし、これらの技術の大規模な導入はまだ実現しておらず、特に発展途上国での導入には多くの障壁が存在する。円卓会議では、これらの障壁を理解し、克服するための議論が行われた。
国際ウインドシップ協会(IWSA)の技術支援を受け、船主、用船者、技術提供者、船級協会、研究機関など、WPTプロジェクトで直接かつ実践的な経験を持つLow Carbon GIAのメンバーが参加した。会議では、WPTプロジェクトの各段階(実現可能性の評価、資金調達、設計、設置、運用)について議論し、将来のプロジェクトに向けた教訓やベストプラクティスを共有した。
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