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BTSと同じレーベルの期待を上回る世界を舞台にした実績
2020年の日本デビューシングル「MAGIC HOUR」は、オリコン週間シングルランキングで2位にランクイン。同年5月の韓国2ndミニアルバム『The Dream Chapter: ETERNITY』から今年5月の4thミニアルバム『minisode 2: Thursday’s Child』まで、アルバム6作品連続でオリコン週間アルバムランキング1位を獲得。海外アーティスト初の快挙となると共に、日本での人気を不動のものとした。
さらに、ヨーロッパ最大の音楽授賞式『MTV Europe Music Awards』で「ベストアジアアクト(Best Asia Act)」部門を受賞したほか、米国3大音楽授賞式のひとつである『American Music Awards』にK-POPアーティストとしては唯一レッドカーペットに参加。K-POP第4世代リーダーの存在感をしっかりと示していた。
意味深なストーリーからコンセプトトレーラーの考察がSNSで話題
本映像は、メンバーたちが青い光の神秘的な空間に陥るシーンからスタート。悪魔の形をした存在がグラスにキスをすると火花が立ち、5人は空に舞い上がる。続いて転換された場面では、メンバーたちが自分とそっくりな存在に対峙。またメンバーたち同士が互いに対立し、緊張感が漂う。
ラストには、夢から覚めて現実に戻ったような5人の少年が登場する。家が傾いたまま空中に浮いている状態で、そこから落ちないようにしていた少年たちが自ら地面に向かって飛び降りる場面で映像は終わる。
中盤からは、メンバー同士が対峙するダンスパフォーマンスに魅了されながら、前半からつながるストーリーの意味へと自然に想いを馳せさせられる。しかし、そこに込められたメッセージがトレーラー中にはっきりと示されることはない。
ファン以外の興味も惹きつける、いい意味で“異質”で“新鮮”な音楽と映像
日本では、『SUMMER SONIC 2022』や日本初単独公演を大盛況に終えたばかりだが、本映像を観た人たちは、そのクオリティとメッセージ性の高さに驚きながら、次なる展開への期待を早くも高めている。いまもっとも熱いグループと注目を集めているなか、その人気はここからさらに勢いを増しそうだ。
(文/武井保之)
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