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(更新: ORICON NEWS
新世代オタク女子・市川紗椰 “美女なのにガチ”というギャップで引っ張りだこ
 鉄道、ガンダム、相撲……ハーフならではの美貌と抜群のスタイルを持ちながら、様々な分野でオタクっぷりを発揮しているモデル・市川紗椰の人気が急上昇している。2月20日、27日に放送された『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)では、ついに「タモリ電車クラブ」入り。雑誌で鉄道や相撲に関する連載を持つなど、その多才さでファッションモデルでありながら異色の立ち位置を確立しつつある。

雑誌連載やテレビ出演を通して浸透した“本物感”

  • “美女なのにオタク”、ギャップが魅力の市川紗椰

    “美女なのにオタク”、ギャップが魅力の市川紗椰

 市川はアメリカ人と日本人のハーフの28歳で、ハーフならではの人形のような整った顔立ち、すらりと伸びた長い手足で、『sweet』『MORE』『MAQUIA』など、様々なファッション誌で活躍する人気モデル。女性のみならず、男性までもうっとりと見とれてしまうような完璧な容姿を持つ一方で、「鉄道」「ガンダム」「アニメ」「相撲」「ロック」「ハンバーグ」など、様々な分野に精通する“オタク気質”な部分もあり、鉄道雑誌『旅と鉄道』(朝日新聞出版)で連載を持つなど、その知識を活かして様々な分野へと活動の幅を広げている。

 これだけ多趣味だと、「単なるミーハーなのでは?」とマイナスにも捉えられがちだが、市川は「好きなものをとことん突き詰めていきたい」というタイプのようで、ブログや連載、テレビ番組などを通して上辺をなぞっただけではないガチな愛情が伝わってくるため、それぞれの分野のファンから好感を持って受け入れられている。例えば、鉄道企画で度々出演している『タモリ倶楽部』では、専門用語の解説や鉄道好きならではのトイレ対策など、タモリをはじめとする他の出演者も驚くようなマニアックさを発揮。“綺麗すぎるオタク”として紹介された『踊る!さんま御殿』(日本テレビ系)では、美味しいハンバーグを食べるために福岡など全国遠征をしていることを暴露した。

 また、私生活に密着した『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では、500体以上のフィギュアを所持しているエピソードや、ガンプラを半田ごてで細工しながらアニメ『ラブライブ!』を観て号泣する姿、電車の“妄想路線図”を描く姿、相撲ファン仲間の漫画家・能町みね子と大好きな力士“あみたん”こと安美錦トークで花を咲かせる姿などが放送され、大反響。その“本物感”が多くの視聴者にインパクトを与えた。

趣味が他分野にわたる「新世代オタク」の存在

 趣味が他分野にわたりながら、そのどれもに深い愛情を注ぎ、豊富な知識を有するというのは、昨今の“新世代オタク”の特徴でもある。一昔前のオタクというと、何かひとつの分野だけに愛情を注ぐ傾向にあったが、最近のオタクは「アニメとか声優が好きだけどアイドルグループ、ボカロも好き」といったようにジャンルに限らず、気になるものがあればとことん突き詰めていく。市川もそのパターンに当てはまるが、元来の凝り性も手伝ってか、新世代オタクよりもさらに“ガチ”な印象を受ける。

 それを踏まえた上での一番の魅力は、“美人なのにオタク”というギャップが生む親近感だろう。一見すると、その完璧な美貌や難関コロンビア大学に合格するほどの知性には近寄りがたい「高嶺の花」という印象さえ受ける。しかし、高嶺の花ほど可愛らしい部分や自分との共通点を見つけると親近感がわいてくるもの。市川が飾らない自然体で好きなものへの愛情を語り、時には暴走もしてしまう姿には、親近感を持たずにはいられない。2月20日、27日に放送された『タモリ倶楽部』放送後のTwitterでも、「美人なのに『鉄子』で最高」「ガチっぷりに好感が持てる」というコメントが見られた。

 そして“美人なのにオタク”というギャップは様々な面でプラスに作用し、テレビや雑誌などでの「鉄道」「相撲」「アニメ」「ハンバーグ(食)」などテーマ性がある企画に引っ張りだこに。ファッションモデルとしてはこれまでに例がない異色の立ち位置を確立しつつある。今年に入ってから『踊る!さんま御殿』、『タモリ倶楽部』、『超潜入!リアルスコープハイパー』(フジテレビ系)等、テレビ番組で見る機会が増えているほか、6月に公開されるRADWIMPS・野田洋次郎の主演映画『トイレのピエタ』出演も決定しており、さらなる活躍が期待できそうだ。

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